白川静文字講話〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784582403237
  • NDC分類 801.1
  • Cコード C0081

内容説明

1999年より京都で年4回開かれ、大好評の「文字講話」。白川先生自ら甲骨文・金文を書き示し、老若男女に説く、ライブ感溢れる文字学事始め。全20話のうち、第1話から第5話を収録。

目次

第1話 文字以前
第2話 人体に関する文字
第3話 身分と職掌
第4話 数について
第5話 自然と神話

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

92
90過ぎてからの講義録。 広範な知識に驚く。 人類の歴史を50万年として、文字はたかだか5千年。”それはおそらく古代王朝が、神権的な神聖性を獲得したときに、神と交通する手段として生まれた”(p87) 4巻本の1巻目2021/01/06

Koichiro Minematsu

43
白川静氏の声が目の前で聞こえてくる感覚。 漢字講話というより中国古代史の授業を受けているようです。 私の中の永久保存版です。2025/01/25

姉勤

12
「甲骨文字」(古代中国で占いで使われた亀の甲羅や獣の骨に刻まれた象形文字)や「金文」(金属製の祭器に彫られた同様のそれ)を題材に、5回の講義毎にそれぞれのテーマ。 文字の絵解き的なものを想像していたが、殷王朝と記紀で語られる古代日本の比較文化的な講義が多かった。載っている古代文字の資料も豊富なので、色々な意味で夢の世界に誘われられて、読むのにかなり時間がかかった。<2>も引き続き読むつもりだが、読解に耐えうる知識の貧弱さは否めない。かと言ってそれなりに面白く、多少古代文字が読める様になる。2014/06/17

amanon

6
理解の程は怪しいが(とりわけ、古代中国史や漢文の引用に関する箇所はほぼ斜め読み)、非常に知的興奮を覚えた。それと同時に、本書で展開されている論が、今後覆されるような学説及び考古学的発展が出る可能性もあるのでは?という気にさせられた。ただ、著者に勝るような人が今後出てくるのか?という疑問もあるが。それにしても、普段当たり前のものとして利用している漢字という文字に、あれだけの歴史的背景や深い意味が込められているという事実に改めて驚愕。そして、その漢字を今日に至るまで、独自に使いこなす我が国の文化のあり方にも。2021/03/26

はにゅ

0
文字を通して知る古代社会って感じ。そんな文字を現代社会で使いまわしてるのって、よく考えると不思議ですよね。2006/07/15

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