出版社内容情報
近世小説に不可欠の要素である挿絵は、図像の引用などにより作品の息づく今と歴史を、なにより物語を駆動するモチーフの連関を明らかにする。絵による読解の可能性を探る。
【目次】
内容説明
絵と本文の双方をあわせた形の稿本の作成までが戯作者の仕事で、挿絵には作者も注力するのならば、その挿絵を手がかりに作品の意味を見出しうるのではないか…。挿絵や口絵から作品を読むことの可能性をみたい…。
目次
一 十九世紀のワンダーランド(口絵を手がかりに;キャラ立ちした骸骨 ほか)
二 引用の織物(観察する眼―デフォルメされる昆虫たち;技術の反映 ほか)
三 挿絵を読み解く―山東京伝『浮牡丹全伝』より(浮牡丹全伝あらすじ;絵で遊ぶ ほか)
四 挿絵を読み解く―山東京伝『梅花氷裂』より(梅花氷裂梗概;類船集という補助線 ほか)
五 骨董集の著述のいとま(腹稿のゆくえ;断片の集積 ほか)
著者等紹介
山本和明[ヤマモトカズアキ]
1962年、大阪府生まれ。神戸大学大学院文化学研究科(博士課程)単位取得退学。博士(文学)。現在、人間文化研究機構国文学研究資料館・総合研究大学院大学教授。専門は19世紀日本文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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