ブックレット〈書物をひらく〉<br> 雲は美しいか―和歌と追想の力学

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ブックレット〈書物をひらく〉
雲は美しいか―和歌と追想の力学

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  • サイズ A5判/ページ数 96p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784582364699
  • NDC分類 911.102
  • Cコード C0392

出版社内容情報

和歌の歴史の中で、雲はとりわけ別れの主題に関わって多様なかたちで美意識を堆積した。その美を追想することでまた新たな作品が生まれる。和歌の美の力学を解きほぐす試み。

内容説明

万葉集以来、「雲」は膨大な和歌に詠みこまれてきた。そしてとりわけ別れにかかわって、雲のモチーフは多様な美意識を堆積させ、漢文学の伝統とも相まって、生成し、享受される情調の群体を成長させてきた。そしてまた、追想されるその母体が新たな作品を生み出す。和歌の、古典の、力動をさぐりあてる、雲の和歌史。

目次

はじめに 「追憶」
1 歌われた雲
2 『万葉集』の雲
3 平安時代へ―変貌する神女
4 『新古今集』の時代
5 中世和歌の雲と幽玄
おわりに なぜ古典を学ぶのか、という問いに

著者等紹介

渡部泰明[ワタナベヤスアキ]
1957年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。博士(文学)。現在、国文学研究資料館館長。専攻、和歌史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

14
和歌に詠まれた雲の歌から変遷を辿っていく。『万葉集』では妻や恋人との別れ、同じ雲を見ている。平安になると中国の神話の影響で雲は姫の化身というような。「浦島子(姫)」伝説。煙は隠すもの、荼毘する煙と同一視して、亡き者を追想する歌へ。『源氏物語 葵、夕顔』。『新古今』以降になると幽玄の世界。夏の雲を眺め、遠い世界を想う。https://note.com/aoyadokari/n/n4337fbe46ea52023/07/10

きょう

11
挑戦的にも思えるタイトル。和歌を味わうことはその歌を詠んだ人の思いに寄り添うこと。万葉集ともなると、その歌を後世の多くの人が読んで味わったり本歌取り、さらに創作したり。時代によって捉え方も変わるのですが。雲に限って歌を取り上げてあるので、月に雲、富士に雲~いやいや富士には煙を取り合わせるべきとの批評がありハッとしました。富士山を火山と見ていた時代が長いのですね。雲居、を亡くした人と重ねるのは現代なら星になったとかですが、仏教の来迎図を見て、雲に乗って行く所と思われたからではと思ってました。2024/01/24

takao

1
ふむ2024/10/04

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