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目次
1 カフカのアクチュアリティ(裏がえしの神学 あるいはベンヤミンの「せむしの小人」;メルヒェンの末っ子 あるいはアドルノの「もう一人のオデュッセウス」)
2 多面体としてのカフカ(カフカの虚点―「夢の形式としての物語」と「祈りの形式としての書くこと」;穴と傷;『流刑地にて』について;カフカの「笑い」をめぐって;かふかの「非音楽性」)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tonex
7
エッセイと題されているが論文集。難しいので、分かるところだけ拾い読み。前半はベンヤミン、ショーレム、アドルノがどんな人かすら知らないレベルでは歯が立たない。後半は前半に比べると読みやすいが、やはり内容は専門的。▼一般読者向けに書かれたものではないのに、なぜかアートな装丁。ほぼ全ページにカフカの写真、直筆原稿、スケッチが散りばめられている。ブックデザイン杉浦康平+赤崎正一。難解な本がおしゃれに見えた時代の本。▼あとがきによると、粉川哲夫から「カフカを文学研究としてやってもつまらないでしょう」と言われた由。2015/12/11
ともちゃん
0
いかにカフカに対する考察を持つことが困難なことかが表れていると感じる。そもそも他人の考察を伺うことなど、その範囲に達していないことでもって無意味であるとも感じる。2018/12/15
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