出版社内容情報
夢からうつつへ、うつつから夢へ……どこまでもループしつづける終わりなき悪夢の連鎖──。長く復刊が望まれていたフジモトマサルの傑作ディストピア・コミック待望の新装版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろうさぎ
15
新版が出て嬉しいフジモトマサルさんの作品。夢から夢へ…。どこまでが夢で、どこからが現実で、誰が見ている夢なのか…メビウスの輪のように続く世界。寝室に置いて、眠れない夜に読むのにちょうどいいかも。でも、ますます眠れなくなる?どこかノスタルジックな世界観が疲れも癒してくれそうです。2022/04/07
茶太郎
3
夢なのか現実なのか。フワフワ漂う浮遊感がシュールで好きです。フジモトマサルさんの新作をもう読めないなんて残念です。2024/06/15
チェアー
3
新版ではフジモトマサルさんとの思い出を語る村上春樹の文章がついていた。 夢と現実のどこが違うんだろう、と考えさせられる名作。動物も人間もそんなに違わないのにね。2022/06/24
たけのこ
2
面白かったですこれ。 トム・ゴールドさんのような淡々とした感じで、夢から夢へとつながる夢みごこちな連作集。人間出てこなくて、SF的な要素もあってとっても好みです。動物たちとかの絵柄かわいいし、装丁も立派だし、思わぬ拾い物をしたなという気分です。2024/07/31
げんなり
1
これは面白い! まあ、夢から覚めてもまた夢、なんてお話は定番ではあるけれどもこの絵柄でこれほどSFチックな設定を使われちゃうと、ディックじゃーんと狂喜してしまう。 著者の作品、もっと色々読んでみる。2023/02/03