内容説明
テーマ、あらすじ、登場人物…『新装版まんが能百番』とあわせれば、現在の上演曲のほぼすべてがわかる!読めば役に立つ、楽しい入門書。
目次
翁
阿漕
綾鼓
嵐山
蟻通
淡路
生田敦盛(生田)
浮舟
雨月
右近〔ほか〕
著者等紹介
渡辺睦子[ワタナベムツコ]
1961年神戸市生まれ。武庫川女子大学卒業。大学のクラブ活動にて能楽部に入り、観世流に親しむ。近年、吉井順一師のもと能楽の稽古を再開
増田正造[マスダショウゾウ]
1930年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。武蔵野大学名誉教授。同能楽資料センターの主任を長く務めた。映像作家。『能と近代文学』で観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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でろり~ん
1
正続で二百番の能のあらすじを読んだことになるわけですが、作者不明の演目により大きく惹かれました。世阿弥の作は、今ここに在ることを寿ぐものが多く、それは時の権力者におもねっているだけのような感じもして、今も支持されているものなのか疑問に思いました。どれにも共通しているのが、地元の人が題目となった人物の物語を僧に聞かせていることで、その謡によって能の世界観を作っているのであろうことでした。このまんがではそこに触れてはいませんが、その無念の世界観こそが能なんだろうなあと、予習なしでは分からん芸術なんだろうなと。2018/08/11
さよならハードモード
1
ただただ早く能楽そのものを観たいと思いました。 それと、義務教育の古典で能楽の番組も勉強したらいいのにな。音楽か美術か日本史でもいいし。おそらく観光業や町起こし・村起こしに役立つのでは。2011/09/16