感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
evifrei
6
資料集。古代中国の美術としてタオを捉えるというコンセプトの珍しい書籍。タオそのものの解説にはあまり力を割かれていないのは少し残念だ。空白を重視するタオの実践として挙げられていた1つが、京都の竜安寺で、同所に再度訪れてみたくなった。また、タオに関連した古代中国の錬金術は本書で一番興味をそそられた。人間の身体を機関として捉えるようだ。西洋よりより道具的な観点だ。しかし東洋の古代思想ということで、やはり性感魔術的な要素が強く、前作のタントラ同様現代人には衝撃的な(引く)面も少なくない。2019/12/28
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