内容説明
風に揺れる満開の老樹、散り敷いた花びらに射す陽光。東山を「かぎろひ」が染め、しずかに目覚める京の町。伝統としきたりの色里で、灯火に妖しく浮かぶ大輪―。存在が輪郭を獲得していく朝、闇へと溶け込んでいく夕暮れ。その刻々と移ろう光のなか、単彩の名手が切り撮った、はかなくあでやかな、一瞬の美。
著者等紹介
榎本敏雄[エノモトトシオ]
1947年東京生まれ。東京造形大学卒、日本デザインセンターを経てフリーランス。1972年シルクロードを自動車にて踏破。日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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