古美術幻妖

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古美術幻妖

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  • サイズ A5判/ページ数 228p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784582268034
  • NDC分類 702.2
  • Cコード C0070

内容説明

本書は、中国・朝鮮・日本の古美術について語っている。迫力のある写真映像とともに、詩人の豊かな感性に彩られた文章は、平面的な解説に止まらず、それを生み出した人間・時代にまで創造力の翼を伸ばし、高らかに古美術の魅力を謳いあげる。

目次

生命そのものの胎児―赤彩怪奇面と把手
伏流水の瞳の青さ―翡翠の玉斧と勾玉
夕映えで曙とは―縄文の徳利と盃
夕映えの発進基地―土師丹塗器台付小壺
夕焼けの火口―合鹿朱漆塗片口
日本の前衛―伝大雅作山水画
江戸の20世紀美術―伊万里色絵皿
ハイパーリアリズムのかなた―丈八 市川団十郎
怪力乱神の仕業―隋青磁壺
花束を焼いて―清五彩皿〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こんな本を読んだよ

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仇を待ち受ける丈八〜決闘直前、静けさの中の緊迫。張りつめた死の冷気。虚実皮膜の間=生きた芸術家に、浮世絵というハイパーリアリズムに、死が導入されたことにより、見えない「死」を描くことが目標となり、一切の仮構が元の自然に還元される。死という名の彼方の煌めきが表現され、それが画面から風を送ってくる。光を孕んだ風、涼しいのである。(宗左近)2012/03/05

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