内容説明
何必館・京都現代美術館所蔵の魯山人の器を、四季折々、京都の自然に置いて撮影。
目次
Rosanjin in Four Seasons
花
水
風
雪
FLOWER WATER BREEZE SNOW
著者等紹介
梶川芳友[カジカワヨシトモ]
何必館・京都現代美術館館長。1941年、京都市生まれ。村上華岳の一枚の絵「太子樹下禅那」との出会いにより美術の道に入る。80年、財団法人京都現代美術財団設立、理事長となる。81年、何必館・京都現代美術館創設、館長となり現在に至る。富山県芸術文化顧問、日本ペンクラブ会員
稲越功一[イナコシコウイチ]
写真家。1941年、高山市生まれ。1970年フリーランス写真家として活動を開始。80年講談社出版文化賞を受賞。エディトリアルの撮影をする一方で、多くの写真集、展覧会を国内、海外で出版、開催する
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感想・レビュー
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Koki Miyachi
8
京都や周辺の自然の中に置かれた魯山人の器たち。「器は料理の着物」と考えた魯山人にとって、器だけを撮ることは本意ではないと思うが、自然を愛する魯山人がつくった器はやはり自然に映える。器だけを撮影した作品集や図録の類とは一線を画す。「自然は魯山人の着物」ということかも。2013/07/20
tuppo
3
外に置くだけでこんなに見えかたが変わるものか。光の魅力かも。白黒が多いのは何かアラみたいなものなのかそれとも撮っていくうちに至った境地なのか天気のゆえか。2023/10/03
AR
1
やっぱ魯山人の感性ははかりしれないものがある。名言もかなり心にくるものがあり、またそれ単体が「美しい」とも思える。願わくば、白黒写真は……正直、モノクロじゃわからねーよ、ってとこがある。カラーはすごい。2012/12/20