驚異の部屋―ハプスブルク家の珍宝蒐集室

驚異の部屋―ハプスブルク家の珍宝蒐集室

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  • サイズ A4判/ページ数 204p/高さ 32X23cm
  • 商品コード 9784582238310
  • NDC分類 707.9
  • Cコード C0071

内容説明

世界劇場としての美術=驚異蒐集室。王侯たちの美術蒐集室は複雑な構成体、内的秩序を備えた総合体であった。互いにかけ離れているように見える品目も、宇宙の調和的秩序を反映している。この世のあらゆる産物と人間のすべての技…このような万有の充溢を通しての美術蒐集室の、まさに百科全書的な構成体としての本性が明らかになる。それ自体で完結した小宇宙というこの解釈は、美術蒐集室が16世紀以来、世界劇場と呼ばれるようになったことによって確証される。

目次

百科全書的美術蒐集室
王侯たちの美術蒐集室の成立
アルプス以北の蒐集
16世紀のコレクションにおける理論家の役割
大公フェルディナント二世とアンブラス蒐集
フェルディナント二世の兄弟たち
皇帝ルドルフ二世
バロック時代のハプスブルク家美術蒐集室
スペインのハプスブルク家
ヨーロッパの美術蒐集家
教会の美術蒐集室

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかふく

2
博物館のおおもととも考えられる、いわゆる「驚異博物館」、「珍品陳列室」に関する基礎的な認識を提供する本。実際にそうなる以前の14,15世紀から語りはじめ、「驚異の部屋」が社会的に、文化的にどのような意図のもと作られていたのかということを、それぞれの「部屋」に何があったのかということを詳細に挙げながら考える。一つはクヴィッヒェベルクの意見に代表される教育的意義を持ったものとして。もう一つは権力を誇示するためのものとして。2013/08/08

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