出版社内容情報
ブラームス、ブルックナーで頂点を迎えたシンフォニーはやがて解体へと向かう。ポスト・ベートーヴェン時代のシンフォニーの行方。
内容説明
言語とナショナリティを超えてユニヴァーサルな「絶対音楽」へと昇りつめたシンフォニー文化の臨界点。様式を超えた精神のモニュメントへ。なぜシンフォニーがヨーロッパ音楽生活の中核を占めるようになったのか、創作と受容とそれを支える文化装置へと分析の枠を大きく広げ、西洋音楽史そのものへの脱構築を迫る新しい音楽文化史論の第2弾。
目次
第3部 一九世紀のシンフォニー・その2(一八四八/四九年革命までの時期の新しい胎動;メンデルスゾーン/シューマンの精神的息子たち;ドイツ・シンフォニーの二つの頂点―ブラームスとブルックナー;ナショナル・シンフォニーの展開;一九世紀終盤のフランスにおけるシンフォニー;シンフォニー文化の重要問題;世紀末ドイツ―マーラーとR.シュトラウス)
著者等紹介
大崎滋生[オオサキシゲミ]
1948年生まれ。現在、桐朋学園大学音楽学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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