出版社内容情報
国内外で高く評価される現代アートの旗手、李禹煥。長年の友人であり、作家とキュレーターという関係で互いの活躍を支えあってきた著者が、知られざる作家の素顔を描きだす。
目次
1(李禹煥氏の仕事)
2(省察に富む暗示―『余白の芸術』;創造的な介在;平凡な庭師のように)
3(場所との照応;虹の物差し)
4(版画―ある対談から;新作版画のこと;版という場所で)
5(M氏へ―李禹煥展のこと;もう一つの個展;“関係項―アーチ・関ヶ原”のことなど;いつもの喫茶店で;詩集『立ちどまって』を読む)
著者等紹介
酒井忠康[サカイタダヤス]
1941年北海道生まれ。1964年慶応義塾大学文学部卒業後に神奈川県立近代美術館に勤務。同館館長を経て、現在、世田谷美術館館長。幕末明治期の美術をテーマとした『海の鎖』(小沢書店)、『開化の浮世絵師清親』(せりか書房)で注目され、その後、美術批評家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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