ネイチャー・センス―日本の自然知覚力を考える

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  • サイズ B5判/ページ数 207p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784582206630
  • NDC分類 708
  • Cコード C0070

内容説明

日本人にとって「自然」とはなにか。私たちはどのようにして「森羅万象」を感じ取っているのか。吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆。世界で活躍する三人のアーティストが問いかける、日本の「自然知覚力」の未来。

目次

ネイチャー・センス気配としての自然(片岡真実)
吉岡徳仁作品
時間を超越した場所へ(アレクサンダー・フォン・フェーゲザック)
篠田太郎作品
自然のなかを、裸で悠々と(ドリアン・チョン)
栗林隆作品
イメージと境界面(清水穣)
近代日本の自然観の成立(渡辺俊夫)
野生の呼び声―異類婚姻譚を手がかりとして(赤坂憲雄)
方形の自然、あるいは、ゆらぐ水の魔―裏返しのジャポニズム、F・L・ライト、ウィーン工房、藤井厚二(新見隆)
万葉集に歌われた自然のかたち(上野誠)
ネイチャー・ブックラウンジ―自然知覚力を考える本棚(澁川雅俊)
日本の自然知覚力を読む―ネイチャー・センスの副読本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

朝野まど

1
森美術館の「ネイチャーセンス展」を取り上げながら、自然を知覚するということについてキュレーターが論じる。日本においては自然、つまり森羅万象は霊性を備えたものとして畏れられてきた。仏教、神道、自然崇拝、アニミズム信仰。日本の自然は単なる三次元的空間として知覚されず、自然全体を貫くようなバイブレーションが生み出す「気配」を備えた四次元的空間として知覚されてきたのである。その「気配」は木霊や幽谷響などと妖怪化して描かれてきたが、これこそが自然のもつ「佇まい」であろう。2012/06/09

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