出版社内容情報
フランス印象派研究の第一人者による書き下ろし。バルビゾン派と印象派、日本における展覧会開催の履歴など、フランス印象派と日本との深い関係、そのすべてがわかる一冊。
内容説明
モネやルノワールなど、日本人にも人気の高い印象派の画家たち―。彼らは、絵画に何をもたらしたのか。日本における印象派研究の第一人者が、その歴史を丹念にたどり、印象派に対して、これまでにない新しい見方を提示する。
目次
1 バルビゾン派(バルビゾン派と印象派;バルビゾン派と日本人画家;バルビゾン村とバルビゾン派;コローと古典主義的風景画;テオドール・ルソーとロマン主義的風景画;ミレーとバルビゾン派の画家たち;バルビゾン派から印象派へ―風景画の展開)
2 印象派(ふたつの「印象派一〇〇年展」;印象派グループはどのように形成されたか?;マネとバティニョール派;最初のグループ展前夜;印象派誕生―最初のグループ展;印象派グループ展始末記)
3 印象派と日本(黒田清輝と久米桂一郎;官展の創設;雑誌『白樺』の功罪;コレクション・美術館)
補論 日本における第二次世界大戦以後の展覧会(ミレー展とバルビゾン派展;印象派展とオルセー美術館展)
著者等紹介
島田紀夫[シマダノリオ]
1940年、甲府市生まれ。実践女子大学名誉教授。1965年、東北大学理学部を経て文学部美学美術史学科卒業。1967年、同大学院修士課程(西洋美術史専攻)修了。東北大学文学部美学美術史学科助手、石橋財団ブリヂストン美術館(学芸課長)を経て実践女子大学教授。2000年より山梨県立美術館館長を兼務。2006年より2014年まで石橋財団ブリヂストン美術館館長。おもな研究テーマは19~20世紀西洋美術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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