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出版社内容情報
和食のルーツである平安時代の公家社会の食生活の儀礼から、当時の食材、詳しい料理法、器まで、丸ごとこの一冊に。豊富な文献資料とビジュアルが満載、貴族たちの食の大図鑑。
内容説明
「和食」のルーツである平安時代の「有職料理」。四季がもたらした豊富な食材を分類して実例写真を掲載し、文献史料を基に年中行事・儀式に用いられた行事食や器などを多面的に紹介した図鑑。
目次
第1章 “総論”食の背景(饗宴;さまざまな食器)
第2章 食材(調味料 甘味料;調味料 酒 ほか)
第3章 料理(おやつ;おかず)
第4章 行事食(年中行事食・儀礼食)
第5章 中世・近世の有職料理(中世・近世の貴族社会の食;近世の貴族社会の食)
著者等紹介
八條忠基[ハチジョウタダモト]
綺陽装束研究所主宰。古典文献研究の研鑽だけでなく、「有職故実」の世界をひろく現代人の生活に活用するための活動を続けている。早稲田大学ほか大学・高校・図書館・神社庁、裏千家学園等での講演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
138
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。 千数百年の歴史と文化のある和食、色んな拘りが現代の食文化につながっているんでしょうね。今の和食は芸術の域です。 https://www.heibonsha.co.jp/book/b654039.html2025/01/06
榊原 香織
119
平安時代の食べ物。こんなの食べてたの?というのもたまにあった。 蘇の作り方、牛乳をひたすら煮詰める2025/04/07
たまきら
36
新刊コーナーより。フルカラーで楽しめる平安時代ごろより親しまれてきた食材や料理を紹介する食文化の図鑑です。圧倒される膨大な資料群ですが、再現されている料理にクレジットがなくて残念です。「堅魚煎汁(かつおいろり)」と呼ばれる調味料の再現など、どなたが担当されたんでしょう。そういう細かい部分が気になる自分。蘇のレシピも面白いし、飴づくりもやってみたくなりました。…ミツバチの巣ですが、ニホンミツバチっぽくないです、あれ…。「今鏡」に出てくるたくさんの蜂って、分蜂群の事かしら?もっと知りたくなりました。2025/03/12
Go Extreme
3
宴会形式:三献 酒儀式 高盛飯 箸作法 巡流共飲 礼儀厳格 儀式的意味 料理と食材:魚介類 野菜 高級食材 調理法 見た目重視 掻敷 盛り付け工夫 酒文化:冷酒 暖酒 季節提供 お屠蘇 酒宴作法 『延喜式』記録 文化的象徴 食事マナー:箸作法 口拭き禁止 果物種隠し 食べ残し作法 社交的規範 宮中食文化:御厨子所 供御膳 菓餅所 醤院 儀礼食 天皇食事管理 食事の儀式:重陽節会 中秋の名月 季節行事 高盛飯 薬味活用 宮廷格式 食文化の影響:現代和食 宮廷儀礼伝統 食材保存法 礼儀作法継承2025/03/10
菱
3
昔は飯に箸刺すのが礼儀とか風習の違いがおもしろ!2025/02/10