出版社内容情報
『好き』を心の真ん中において、大事にしていったらいいと思う。私は好きなことをずっとやってたら、大切な友達に出会えたんだ――。対照的な性格を持つ二人の主人公、朝佳と柚葉の葛藤と友情を描いた青春ストーリー。
内容説明
『好き』を心の真ん中において、大事にしていったらいいと思う。私は好きなことをずっとやってたら、大切な友達に出会えたんだ。
著者等紹介
上田聡子[ウエダサトコ]
石川県輪島市に生まれる。『金沢 洋食屋ななかまど物語』(PHP文芸文庫)がnoteから書籍化されてデビュー。北陸児童文学協会「つのぶえ」会員
米田絵理[ヨネダエリ]
イラストレーター。装画や雑誌挿絵を中心に広告、教科書挿絵、アプリゲームなどのイラストを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雪丸 風人
15
切実なのに人にわかってもらえない苦悩が刺さりました。主人公は怪我で走れない陸上部員と創作に打ち込む不登校女子という二人の中学二年生。やるせなさに潰されそうだった彼女たちが、めぐりあい、励まし高め合う関係をすくすく育んでいきます。エモさ爆発。こんな凄い作家さんがいたんだ!え?女子同士のふわふわした話?なんて思って手にしたら爆弾級の威力満点な成長物語でびっくり。この作品に涙腺をぶっ壊されたのは私だけじゃないはず。ポジティブワードが切り拓く運命、ぜひ五感で受け止めてほしいな~。(対象年齢は12歳半以上かな?)2025/05/04
柊子
13
ここに出てくる金沢市の図書館は、「ドキュメント72時間」でも年間ランクインされた素晴らしい所! 知人は何度も訪れたことがあるそうで、その話を聞き、ますます惹かれた。ストーリーは可もなく不可もなく。が、音読を仕事にするのはなかなか厳しいと(収入面でも)、経験者の伯母から、以前、実態を教えてもらったことがある。それゆえ、多少、親しみを持って読むことができたかも。2025/06/17
スイ
11
立ち止まっていた二人の中学生が出会い、支え合いながら歩き出す姿を丁寧に描いた作品。 心情が細やかに書かれていて、二人が目の前で息をしているようだった。 出会いのきっかけがラジオなのがまた素敵! 金沢の風景も鮮やかで、心地よい風を感じる。 終盤の展開が意外性もありつつ粋で、胸が痺れた。 作者の眼差しの温かさに、読者もそっと背中を支えてもらっているような気持ちになれる。 色んな世代に読んでほしいけれど、やはり特に十代の子に手渡したくなる作品だった。2025/03/28
のりり
1
児童書。中学時代に学校に行きづらかった筆者が思いを込めて書いた作品。陸上部のエース朝佳はケガをして休部している。柚葉は物語を書くのが好きだけど友達にバカにされて学校に行けなくなっていた。そんな2人が出会ったのはラジオの公開収録。お互いの夢を支え合える関係になり、自分の道へ進んでいく。友情を育みながら切磋琢磨していく姿は美しい。朗読会で読まれた柚葉の物語も収録されている。2025年。2025/12/06
菱沼
1
朗読を仕事にするという、新しい視点が得られていい本だったと思う。でもね。やはり不登校の子は学校へ戻るのが正解なのか、とここでも思ってしまう。いじめ、からかった子たちは、ただ「フツーに毎日登校している」というだけで「問題」にすらならない。そんな「問題」だらけの学校に、無理して戻ることはないじゃないか。不登校は、児童文学ではよく取り上げられる題材だけれど、その着地点がたいてい「強くなってまた学校へ行けた」なのがもどかしい。「『好き』を心のまん中において、大事にしていったらいい」んだよね?2025/07/13




