出版社内容情報
つまようじがマッチ棒に初めて会い、赤い王冠をかぶっていて偉そうなので、王さまと勘違いする。マッチ棒は王さまのように振舞いたいがうまく言えない。つまようじから王冠を貸してくれと言われるが、王冠はしゅっといって炎をだすのでだれでもかぶれないと断る。マッチ棒は最後は燃えて灰になる。年上のマッチ棒からマッチ棒として立派な死に方ができるようになるよう言われるが、怖い。最後にマッチ棒は、人間に拾われ、パセリのつっかえ棒になり、死ななくても役に立つようになり、幸せを感じる。
【目次】
著者等紹介
二宮由紀子[ニノミヤユキコ]
1955年、大阪市生まれ。「ハリネズミのプルプル」シリーズ(文溪堂)で赤い鳥文学賞、『クリスマスはきみといっしょに』(BL出版)翻訳で産経児童出版文化賞、『ものすごくおおきなプリンのうえで』(教育画劇)で日本絵本賞大賞などを受賞
かねこまき[カネコマキ]
埼玉県出身。上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒業。絵画教室ルカノーズで美術を教える傍ら、キルタースペース絵本勉強会、あとさき塾などで絵本創作を学び、現在に至る。2017年ピンポイント絵本コンペ最優秀賞受賞をきっかけに、2019年『ちゃのまのおざぶとん』(アリス館)で絵本作家デビュー。2021年発刊の『めんぼうズ』(アリス館)は、第6回未来屋えほん大賞入賞、第14回ようちえん絵本大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あさみ
14
爪楊枝に囲まれた、王様さまの格好したマッチ棒の表紙が気になりました。文字数がちょっと多いからか、次男は読むのを諦めました…。ある日急に現れたマッチ棒。頭の赤いのが何か気になって、爪楊枝が言った「王さまかも?」な言葉に反応して、王さまのフリをすることに。展開が淡々としてるのに、真面目に読んでてフフッと笑ってしまう。本来の使い方じゃないけど、マッチ棒さん良かったね。2025/12/25
イカまりこ
7
つまようじたちに勘違いされて王様と崇められるマッチ。ただちょっと太くて頭に赤い王冠っぽいものつけてるだけなのにw カッコつけて王様っぽく振る舞おうとしても全然できないマッチに笑った。でもマッチはマッチで、マッチの中では命かけた使命があって、確かにそれはビビるよなぁと同情の気持ちもわく。それを受け入れて喜んでるならいいんだけど、強制するのは違うし、そういう生き方しかない訳じゃないって思えるラストだった。2025/12/03
遠い日
6
かねこまきさんの絵を求めて。絵本の体裁ですが絵童話といった印象のお話です。爪楊枝の世界に紛れ込んだマッチ棒(紛れ込んだわけはお話の中で語られます)。爪楊枝たちの勘違いがおかしくて、だんだんその気になるマッチ棒が滑稽で、わかりやすいメタファかと構えましたが、ソフトな着地で、ちょっとあっけに取られました。2025/12/21
たくさん
3
本来の生き方と違っても、オリジナルの生き方があったら幸せっていうのが今の時代にとてもあっているなと思います。王様になってみたい、なりきってみるというのもバレなければいいなあのうちですよね。2025/12/18
かはほり
1
年寄りの私は、マッチの立ち位置がなんか戦前の社会の象徴のように感じました。マッチやつまようじは、何を象徴していたのだろうかと「哲学」的に深読みしようとしたけど、私の頭ではムリで理解できませんでした。2025/12/14




