出版社内容情報
つまようじがマッチ棒に初めて会い、赤い王冠をかぶっていて偉そうなので、王さまと勘違いする。マッチ棒は王さまのように振舞いたいがうまく言えない。つまようじから王冠を貸してくれと言われるが、王冠はしゅっといって炎をだすのでだれでもかぶれないと断る。マッチ棒は最後は燃えて灰になる。年上のマッチ棒からマッチ棒として立派な死に方ができるようになるよう言われるが、怖い。最後にマッチ棒は、人間に拾われ、パセリのつっかえ棒になり、死ななくても役に立つようになり、幸せを感じる。
【目次】
著者等紹介
二宮由紀子[ニノミヤユキコ]
1955年、大阪市生まれ。「ハリネズミのプルプル」シリーズ(文溪堂)で赤い鳥文学賞、『クリスマスはきみといっしょに』(BL出版)翻訳で産経児童出版文化賞、『ものすごくおおきなプリンのうえで』(教育画劇)で日本絵本賞大賞などを受賞
かねこまき[カネコマキ]
埼玉県出身。上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒業。絵画教室ルカノーズで美術を教える傍ら、キルタースペース絵本勉強会、あとさき塾などで絵本創作を学び、現在に至る。2017年ピンポイント絵本コンペ最優秀賞受賞をきっかけに、2019年『ちゃのまのおざぶとん』(アリス館)で絵本作家デビュー。2021年発刊の『めんぼうズ』(アリス館)は、第6回未来屋えほん大賞入賞、第14回ようちえん絵本大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
29
〝爪楊枝たちが、初めてマッチ棒と出会ったときには、びっくりした。赤い王冠を被っていて偉そうなので、王さまと勘違いした。マッチ棒は、王さまのように振舞いたいと思っているが、うまく言えない。爪楊枝から王冠を貸してくれと言われると、王冠はシュッといって炎を出すので、誰でも被れないと断った…。マッチ棒は、最後は燃えて灰になる。 長老のマッチ棒からは、マッチ棒として立派な死に方ができるようになるよう言われてるが、怖くて仕方がないのだ…〟死ななくても役に立つマッチ棒の生き方を描いた<二宮由紀子>さんの童話絵本。2026/05/13
みさどん
20
つまようじの中に居ると、マッチ棒は王様のよう?炎をあげて燃えることを死と称し、死生観のようなものも表れて、単純には楽しめず哲学のような不気味なような世界観だった。初めての種に出会った時の心理っていかほどだったろうと考えてしまった。見目や威厳で、長と言うものは創り出されてきたのかな。2026/06/08
あさみ
17
爪楊枝に囲まれた、王様さまの格好したマッチ棒の表紙が気になりました。文字数がちょっと多いからか、次男は読むのを諦めました…。ある日急に現れたマッチ棒。頭の赤いのが何か気になって、爪楊枝が言った「王さまかも?」な言葉に反応して、王さまのフリをすることに。展開が淡々としてるのに、真面目に読んでてフフッと笑ってしまう。本来の使い方じゃないけど、マッチ棒さん良かったね。2025/12/25
gerBera.m
14
絵本にしては長いので、小学校低学年向けのお話ぐらいのつもりで読んだ方がいいです。その分読み応えがあり、マッチくんの気持ちになりました。なかなかシュールなオチでほのぼのしております。綿棒のかねこまきさんの絵が細いものにはこの人しかいない!と言いたいぐらいピッタリです。2026/01/28
ふじ
11
MOEで見て。なかなかにシュールな絵本でした。めんぼうズの人の妙にリアルな絵がそれに拍車をかけている。つまようじ達のところに突如、頭に赤い帽子をかぶったつまようじが。王さまとして崇められるけど?確かに、言われてみれば王冠みたい。マッチのアイデンティティにちょっとだけ憐れみを感じた読後。2026/04/12




