内容説明
うめこさんが残してくれた「葉風堂」天に伸びる「キャラメルの木」。その二つの間には、そこに集う人たちの様々な過去が秘められていた。そして隠された秘密が分かるとき優しさと感動に包まれた時が風に舞うキャラメルの木の下でおとずれる…
著者等紹介
熊谷千世子[クマガイチセコ]
長野県に生まれる。第十九回小川未明文学賞優秀賞受賞。日本児童文学会・日本児童文芸家協会・信州児童文学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊子
8
悪い人やいじわるな級友が出てこないので、とても温かいお話にまとまっている。が、読書慣れ(長編を読破する力がある)子には、これではちょっと物足りないかも。多少インパクトのある事件や出来事をストーリーに散らしたら、深みが出て、より愉しめるのでは? 優れた児童書は、大人が読んでも面白いけれど、このお話は残念ながら、心に残りそうもない。2025/06/21
芦屋和音
1
小5の絵菜は祖母のお店「葉風堂」に思い入れがある。そこは母がリメイクして「スウィート・スメル」というお店を開いていた。不思議な雰囲気のラピさんと出会い、夏香・桜介と一緒にラピさんが会いたがっている人を探すことに。キャラメルの香りがする木やラピスラズリ等、一つ一つのモチーフは良いのにいまいち物語に落とし込めていないような……。もう少しまとまりが欲しかったかもしれません。2023/06/16
ちゃ〜こ
0
小42024/12/10
ぷるっぽ
0
木と人をつなぐ物語。登場人物がみんないい人で、ほっこり。2023/02/07