出版社内容情報
『ホワイト』で保管していたボウリングボールが盗まれた!
退屈していた冬休みにその事件がとびこんできた。現場は父親が働くボウリング場「ホワイトボウル」。週末に行う大会用に預かっていたプロボウラーたちのボールが十個も盗まれたらしい。頼りになるのは出入り口の監視カメラ。でもあんな重いものをどうやって?なんのために?小学五年生のリョウタは、幼馴染のナナ、愛犬のジュンとともに、ボールを見つけるべく動き出す。
内容説明
『ホワイト』で保管していたボウリングボールが盗まれた!ボールが見つからなかったら今週末の大会は中止になってしまう。退屈していた冬休みが一変し、俺にもついに「事件や面白いこと」が起きたってわけだ!俺はまず、探偵に必要な助手から探すことにした。現役弁護士が描く本格捜査ミステリー。
著者等紹介
村松由紀子[ムラマツユキコ]
弁護士。父親の仕事の関係でニューヨーク・パリ・神戸・鹿児島などに移り住んだが、現在は名古屋を愛する名古屋人。子供時代はシャーロック・ホームズなどの推理小説やナルニア国物語などのファンタジー小説、名作まで幅広く愛読していた。児童書の出版は本書で初となる
ao[AO]
フリーランスのイラストレーター。書籍・教材・広告などの分野で幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だのん
14
消えたボウリングボールを探すため、小5のリョウタが結構自由に動いて捜査を始めたので、ずっとハラハラしながら読みました。お父さん、気が付いて!と思った場面も多々ありましたが、途中から弁護士の先生の協力があり心強かったです。プロのボウリング選手やボウリング場のことなど、初めて知ることも多くて楽しめました。2025/01/26
クサナギ 「読んでる本」=「バイブル本」
5
探偵役は、少年少女と、犬!という楽しい設定だし主人公がパソコン関係詳しい現代っ子って感じて良き。ただ、犬って入れない場所や制限いろいろあって難しいなー(現代が舞台だと特に。)最後嘘はダメでしょー!って気になった。心の中で詫びてはいるけど…。2023/01/31
イカまりこ
5
作者は弁護士さん。ボーリングや法律などに興味が持てる児童書。小学5年生のリョウタとナナがお互い得意分野で協力しあって盗まれたボーリングを探す話。これ、とても良い。探偵と助手って役職を、探偵であり助手でもあるって二人が納得しあってる。さらにペットのジュンにも感謝を忘れない。悪いことはいけないんだけど、そうなってしまう気持ちを理解する、相手への配慮が押しつけじゃなく書かれてて、児童書として素晴らしいと思った。ボーリングしたことない子はやりたくなると思うw 未体験の出来事に知識を与えてくれる読書って凄いな。2022/12/24
り
3
子供さんが読んだらとても勇気の湧く小説だと思います。2022/12/02
siomin
1
児童向けのミステリー。弁護士が書いているだけに,弁護士の役割や警察に嫌疑をかけられたときにどうすればよいのかを小さいうちに知っておくのは大事ですね。しかし,リョウタのお父さん,あまりにも呑気すぎませんかね。2023/12/28