出版社内容情報
目の前で、信じられないことが起きています。直径三ミリメートルほどの丸いものが、ぴょん、ぴょん、ぴょこんと、はねています。右へいったと思うと、次は左。それから前にとんだり、後ろにいったりして、ちっとも落ちつきません。それは植物の種なのか、虫なのか?いくら調べてもわからない、このはねるまゆについて専門家に聞いてみました。すると専門家の先生たちも明確な答えを持っていませんでした。この小さなまゆはいったい何でしょうか?
内容説明
文豪×絵師、エモい絵本!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彩灯尋
18
イラストがとても良い。こういうイラストのおかげで昔ながらの作品にも手を出せている。じんわり広がるゾクゾク感が多い。夢の話だからかいまいち掴めない流れもあったので、また機会があったら1日1話程度にして、丁寧に読み込んでいきたい作品。2024/11/06
yummy
2
絵が綺麗。 絵があるので無いよりは読みやすいかも。2025/05/21
kaz
1
現代的ではあるが、雰囲気が神秘的。図書館の内容紹介は『こんな夢を見た-。死んでしまった美しい女との百年後の邂逅、逃れられない前世の因縁…。夏目漱石の名著「夢十夜」と絵師・nittaのコラボレーション。作品・語句解説付き』。 2024/09/11
必殺!パート仕事人
0
読んだことのある話だったら絵と一緒に楽しめるかもしれません。このシリーズと文章それぞれと思って読んだほうがいい気がします。(角田市ゆめぶくろ ティーンズ)2024/05/05
六月一日宮玲子
0
時代に合わせた可愛らしい絵による「夢十夜」。難解な物語だが、このような絵があれば楽しく読めると思う。ただ、西洋風の絵ばかりで、確かに衣服とかの描写はないのだが、もう少し和風というかせめて着物の人物がいても良かったと思う。巻末に作品の解説と、語句の解説もあってわかりやすい。2023/12/30