著者等紹介
くさかみなこ[クサカミナコ]
宮城県出身。上智大学英文学科卒業。絵本作品多数
品田紗桜里[シナダサオリ]
神奈川県出身。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。ゆうゆう絵本講座で絵本制作を学ぶ。『かいじゅうシタムキー』で、第10回武井武雄記念日本童画大賞絵本部門ミライ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
56
優しいお話。森のように大きな猫「もりねこ」。動物たちはもりねこを怖がって誰も近づきません。本当は優しいのに、ひとりぼっちのもりねこ。ところがある日、小鳥の夫婦がもりねこの背中に巣を作ります…。ほのぼのとしたラスト。もりねこの嬉しそうな表情にこちらまで嬉しくなります。2023/01/31
わむう
28
なぜか山のように巨大化した猫。みんな怖がって近づかないのでひとりぼっち。「ひとりでいいさ」と意地を張っていたが、ある日、小鳥がやってきて、もりねことは知らずに背中で暮らし始めます。そのうちいろんな動物が住み着くように。気づかれないよう注意していましたが、ある日、気づかれ誰もいなくなります。またひとりぼっちになり泣き暮らしていたもりねこの元に、以前暮らしていたウサギが戻ってきます。その後は、たくさんの動物たちがもりねこと仲良く一緒に暮らします。ねこの表情が豊かな絵本。 2021/06/06
anne@灯れ松明の火
27
遠い方の新着棚で。生まれた時は普通の猫だったのに、どんどん大きくなって、木より大きくなったため、「もりねこ」と呼ばれ、周りから怖がられる猫。「ひとりぼっちも気楽」とうそぶきながら、本当は……? もりねこは、背中同様、心も温かい。誰がそれに気づいてくれるかな。絵は品田紗桜里さん。ちょっと独特かな。2021/01/11
ツキノ
24
2020年10月発行。色合いがなんとも素敵!おおきなおおきなねこ、木よりも大きくなって眠る姿は森のよう。だから「もりねこ」。他の動物たちは怖がっていたけれど、ある日、小鳥たちがもりねこの背中に巣を作り、次にはうさぎの家族がやってきて…。「ひとりぼっちも きらくでいいさ」からの変化が見もの。(E61-543)2021/02/16
くぅ
23
絵本ナビから定期的に届くメールに紹介されてたから借りてみたけど、、なんだか悲しい話だなぁ。猫だから孤独でも幸せなんじゃないかなぁ?とかまぁハッピーエンドだった?とは思うけれど、やっぱりこうやって生きるって切なくなぁい?これは何歳向け?どういう意図?とかちょっと考えてモヤってしまった。息子は静かに見てたって感じかな。(3歳9ヶ月)2021/02/11