感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Comit
40
図書館本~「悲しみだけを集めていたら、きっと幸せを見落としてしまう。あの山のてっぺんの景色が、あたしにそう教えてくれた」~小5のエナ、私の言葉で母が居なくなったと自分を責め、家族や友達に言いたいこと言えない。そんなエナと境遇が似たレオ、二人が登った勝頂山から見えた景色は…自分が見方を変えれば、物事は違って見える。悩みを乗り越えたり、見方を変えるきっかけは、このような本と出会うことでもあると思います。娘にも勧めてみます^^絵がスカイエマさんであることも、個人的にかなりお気に入りです(*´艸`)2020/10/27
マツユキ
13
スカイエマさんのイラストに惹かれて。小学5年生のエナは、母親が出ていったのは自分のせいと気に病んでいた…。父親の仕事や、学校の人間関係と、どんどん悪い方に進みますが、偶然の出会いが、お互いにとって、良いきっかけになりました。過去は過去、今もしんどい事には変わらないけど、夢を持ち、前を向く子供達が爽やかで良かったです。2025/03/08
Mayuko Kamiwada
4
小学5年生のエナの母親は家族を置いて出ていった。 自分がひどいことを言ったせいで、出ていったと思い、人との付き合い方が怖くなる。 父親は仕事が忙しくなり、エナを祖母の家でしばらくいることになる。 途方のない悲しみに暮れるエナの前に一人の少年と出会い、変化する。 悲しかった出来事を変えることはできなけれど、自分なりに見方を変えていけばいいと教えてくれた。2022/10/17
いよの缶詰め
4
母が突然、家出した。本当の事を誰にも言い出せない苦しみは大きい。焼きそばくんこてレオと出会って、山登りを計画する。でも最後は、前を見て歩けてよかったと思った。本当のことが言い出せない。と思った時、泉さんの『夏の扉』を思い出した。2020/09/09
ぽけっとももんが
3
ジャケ借り。中もスカイエマ氏のイラストが満載で得した気分。多感な少女も疲れたお父さんもうまいなぁ。さて、母親が突然出て行き、父親も失業。祖母宅でしばらく暮らすことになったエナ。母親の出奔は自分のせいかと悩み、家庭環境を隠したいあまりに友だちと距離を置いてしまう。大人は、ちゃんとこどもに話さなくてはいけない。理解できるかどうかはともかく、きちんと説明しないから、こどもは自分のせいだと思ってしまう。しかし父親と母親が16つ違い、父親と母方の祖母は8つ違い。この本筋に関係しない設定はいったいなんだろう。2020/09/27
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