内容説明
「なんや、おもんないなあ。」転校初日に言われてしまった。大阪で、これを言われたらおしまいだからと、引っこす前に友だちから注意されていたのに。笑いの王国大阪で、ぼくはうまくやっていけるのだろうか…。小学中級から。
著者等紹介
新井けいこ[アライケイコ]
東京都に生まれる。日本児童文学者協会会員
下平けーすけ[シモヒラケースケ]
茨城県に生まれる。児童書を中心にイラストレーターとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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にく18
9
読んでみました。神奈川から大阪に転校してきた主人公、初日から大阪の笑いの洗礼を受け、うまくいかずに落ち込んだり、だんだんみんなに受け入れられて自信をつけたり。児童書らしく、山あり谷ありで、とても楽しませてもらいました。2020/06/05
しげ
5
関西のうどんのおだしのいい匂いが漂ってくるようなお話でした。容赦なく「おもんな」と言われて傷ついたり、かと思えば共通の話題をきっかけにぐんと仲良くなったり、四年生ぐらいの子ども同士の関係性がリアルに描かれているお話でした。実際に大阪在住の子どもたちが読んだらどんなことを感じるんだろう。気になります。2023/05/28
だけど松本
1
コミュニケーションについて考えさせてくれたり、無理に人に合わせなくても自分は自分でいいんだとか、そういうメッセージも汲み取れはするんだけど、やっぱり大阪の子供たちが苦手で、ほぼほぼムカムカしてた気がする。後書きに読み終わった時には大阪がめっちゃ好きになってるはずみたいなこと書いてたけど、むしろ嫌いになってる気がする。2020/07/06