著者等紹介
最上一平[モガミイッペイ]
1957年、山形県生まれ。『銀のうさぎ』で日本児童文学者協会新人賞、『ぬくい山のきつね』(ともに新日本出版社)で日本児童文学者協会賞、新美南吉児童文学賞、『じぶんの木』(岩崎書店)でひろすけ童話賞を受賞
国松エリカ[クニマツエリカ]
1962年、大阪府生まれ。デザイナーを経て絵本作家になる。ワークショップ「あとさき塾」1期生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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annzuhime
36
6歳の次女が保育園から借りてきた絵本。けがをしたおばあさん。リアカーを取りに家に戻ったおじいさん。おばあさんが大変だと口にすると、家にある物たちが動き出す。物を大事にするおじいさんとおばあさんだから、こうやって助けてもらえたんだねと話すと、次女はニッコリ微笑んでいました。2022/11/06
anne@灯れ松明の火
22
新着棚で。誰もいないのに、つい呼びかけてしまう、しげじいさん。あれ?と思ったけれど、あるよな~と共感。そして、それが大事な伏線だったことに感心。しげじいさんが振り向いた次のページの賑やかさが素敵♪2016/03/28
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
どうめき山の畑でけがをしてしまったせいばあさん。しげじいさんが山を下りてリアカーを取りに行くと、からかさとじゃのめがついてきて、他の大切に使っている道具たちがついてきました…。大切に使ってくれている道具たちの感謝の気持ちなのでしょうか?からかさの「からかさにざえもん」と、じゃのめの「じゃのめこまち」だけ名前があるのは最後に活躍するからかしら?2020/11/26
ヒラP@ehon.gohon
14
大事に使っていた道具たちに助けられる。 大切に使ってきた道具たちは、家の守り神なのですね。 今ではあまり使われない道具たちが大活躍しますが、ものは大切に使えばそれに応えてくれるって考えること大事ですね。 国松エリカさんの絵がとても気持ちを和ませてくれました。2018/03/13
遠い日
14
付喪神たちの恩返し譚。慎ましやかに、心をこめて道具をつかってきたおじいさんとおばあさんの暮らしが見えるようだ。古い道具も立派に役に立つものだ。2016/04/22
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- 和書
- 中興禅林風月集抄総索引