内容説明
母さんのおなかからふた月もはやく出てきたタケシは、ばっちゃんの手のひらにのっかるほど小さかった。これはそだたないとみんな思ったけれど、ばっちゃんだけはあきらめなかった。昼も夜もおゆに入れてあたためてやった。三つになってやっと歩けるようになっても、ばっちゃんにまとわりついては、小さな体からびっくりするほどでっかい声を出してないた。そんなタケシだったが…。小学1年生以上。
著者等紹介
稲本昭治[イナモトショウジ]
函館市に生まれる。漁師、会社員などを経て小学校教員となる。現在は児童文学同人誌「まゆ」「季節風」に所属し、創作活動を続ける。日本児童文学者協会会員。『美代の手』で室蘭文芸賞・室蘭民報文芸賞を受賞
野村たかあき[ノムラタカアキ]
前橋市に生まれる。1985年に木彫・木版画工房「でくのぼう」を開く。『ばあちゃんのえんがわ』で第5回講談社絵本新人賞、『おじいちゃんのまち』で第13回絵本にっぽん賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 未知の世界を訪ねて