内容説明
七月のある日、明石から、淳のクラスに転校してきた耕太は、玉子焼きの店がなくてがっかりする。淳をさそって、たこ焼きの店に行くが、文句を言ううちに、店のお兄さんと大げんか。淳は、大人にも言いたいことを言う耕太に感心し、自分も耕太の味方ができてうれしくなる。夏休み、ふたりは玉子焼きを食べに明石へ行く約束をする。ところが、お母さんにはないしょと言う耕太は、淳に思いがけないことを打ち明ける。そんなふたりが明石で出会ったのは…。―生き生きとした関西弁がはじける、淳と耕太の泣き笑いの物語。
著者等紹介
大野圭子[オオノケイコ]
兵庫県に生まれる。「季節風」同人。日本児童文学者協会の協力も得て「子どもの本の学校」を主催。主な作品に、「お父さんのぼうえんきょう」(『初めてものがたり』偕成社、所収)、「ふにおちーん」(神戸新聞年間賞受賞)などがある
古味正康[コミマサヤス]
高知県に生まれる。コマーシャルの仕事を経て、児童書の世界へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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