内容説明
マーヴィンはケイシーに、「ひじの外側にキスしたら、男子は女子になる。」と言われ、「ありえない!」と思いながらも、試さずにはいられない。偶然にも「やってしまった」マーヴィンは、あわててパジャマの中をのぞくが、まだだいじょうぶ。ところが、お母さんに妹の声とまちがえられたり、髪をピッグテールにしてみたくなったり、「i」の字の点をハートマークにしてみたり…なんかヘン。―マーヴィンは、女子になってしまうのか?またもとのマーヴィンにもどれるのか?「マーヴィン・レッドポスト」シリーズ第3弾。小学中級から。
著者等紹介
サッカー,ルイス[サッカー,ルイス][Sachar,Louis]
1954年、ニューヨークに生まれる。1998年、『穴』(講談社)で全米図書賞、ニューベリー賞などを受賞。テキサス州在住
はらるい[ハラルイ]
1944年、下関市生まれ
むかいながまさ[ムカイナガマサ]
1941年、鎌倉市生まれ。絵本やさし絵の作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツユキ
8
9才の少年、マーヴィン・レッドポストが主人公のシリーズ第3弾。 隣の席の変わり者の女子ケイシーに、肘の外側にキスをしたら、男子は女子になると言われ、こっそり試しているうちに、本当に…? 男女で単純に分けられないんだけど、こだわっちゃうよね。体操が得意な妹が可愛い。実際に女の子の気持ちが分かったか不明ですが、主人公の素直さが良い。 2021/06/29
ぷーきん
4
9歳から。H26埼玉夏休みすいせん図書。ちょっとした事に真剣に悩むのでだんだん共感していってしまう。なんだか深い。どの世代も男子と女子の違いに翻弄されるのだなぁ。本当は男の子に手に取って欲しいけど、このタイトルだと照れて、手が伸びづらいかな…男子って。2014/12/13
lovemys
2
大好きなシリーズです。こんなこと、本当には起きないと思っていても、もしかして……と不安になる子どもの心情をよく表していて、子どものドキドキ感が伝わってきます。子どもの頃って、こんなだったなぁー(笑)必ず最後には成長しているマーヴィン。今回も、難しい問題を面白く可笑しく、そして深く考えていきます。こうやって、子ども目線で問題を考えていく過程がいいな。子どもは毎日、こうやって成長しているんだろうなぁ~。2020/08/03
だん
2
性同一性障害の話?とタイトルを見た時は思ったのだけれど、あらすじを見てそうじゃないと分かった。肘にキスしたら女の子になる、という思い込みでどんどん女の子らしくなるマーヴィン。男の子も女の子も、違いなんてそんなにないんだ、と分かりかけたところで男の子に戻る。他愛ない話だけれど、気に入ってしまった。2013/04/21
しーまま
2
なんとなく読んだ。シリーズの2冊目を抜かしたようなので読まなくちゃ。2011/12/21