内容説明
ユラは四角いクラゲの子。みんなに「ぼくらのなかまじゃない」といわれ、ひとりぼっち。岩にかどっこをぶつけてみても、まるくならない。お月さまにいのっても、なにもこたえず、しずかに光っているだけ。そんなある日…。
著者等紹介
今江祥智[イマエヨシトモ]
1932年、大阪に生まれる。同志社大学文学部英文科卒業。絵本、童話、小説、エッセイ、評論、翻訳、編集など幅広いジャンルで活躍。『ぼんぼん』(理論社)で日本児童文学者協会賞、『兄貴』(理論社)で野間児童文芸賞、『でんでんだいこいのち』(片山健・絵、童心社)で小学館児童出版文化賞、『いろはにほへと』(長谷川義史・絵、BL出版)で日本絵本賞、また数々の功績に対して、2008年エクソンモービル児童文化賞を受賞
石井聖岳[イシイキヨタカ]
1976年、静岡県に生まれる。名古屋造形芸術短期大学卒業。絵本やイラストの仕事をしながら、学童保育で6年間子どもたちとあそぶ。『ふってきました』(もとしたいづみ・文、講談社)で日本絵本賞、講談社出版文化賞絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nakanaka
66
四角いクラゲの子ユラのお話。その特異な外見からみんなにからかわれてしまう可哀想なユラ。そのためクラゲの仲間たちの輪から離れ自分と同じ格好をした仲間を探します。外見で人をからかったりいじめたりしてはいけないという大事なことを教えてくれます。最後はハッピーエンドでめでたしめでたし。ですが、途中の孤独なユラが可哀想だという印象が強く残りました。2016/08/03
ナハチガル
12
ある種の貴種流離譚?皆さんのコメントを読ませていただいたら、「四角い」という個性を肯定してほしかったという趣旨の意見が多く、納得。でもそういうストーリーだったらそれこそゴマンとありそうだ。月を見て微笑んだユラが味わった「からだじゅうが ふうわりとして、ときほぐれてゆく きもち」。自分で自分を締め付けている思い込みを解きほぐすことの大切さを説いている、と読めなくもない。と、批判的なコメントばかり読むとなんとか弁護したくなる天邪鬼であった。ユラの夢を描いた見開きはハッとするほど美しい。B-。2015/09/18
かっぺ(こと悩める母山羊)
11
☆3歳 海版「みにくいアヒルの子」。四角いとなんかだめなんですか、ねえスイミー? しかしクラゲって幼生から成体になるまで結構形かわるもんだと思ってましたけどね? お話はともかくとして、生態を全く無視して無理やり話を作るのってどうかなって思うんだ…。2014/01/16
遠い日
8
みんなと姿形が違うクラゲの子、ユラ。ユラがお月さまによって、自己肯定でき、心を解き放つシーンはすてき。2018/02/20
読み人知らず
7
四角いままでのアイデンティティを保てなかったのがざんねん2014/06/28




