内容説明
「ねこじゃら神社」といって、木でほられた、まねきねこが、神さまとしてまつられていました。ほんとうにこまったとき、さんまのひらきか、あじのひらきをおそなえしたら、ねがいを聞いてくれるらしいのです。ただし、ねがいを聞いてくれるのは、満月の夜だけ。おまけに、ねこまんさをおこらしたら、ねこにされてしまうといいます。だから、子どもたちは、妖怪だとうわさしていました。たくやのねがいを、ねこまんさは、聞いてくれるでしょうか。小学中級から。
著者等紹介
横山充男[ヨコヤマミツオ]
1953年高知県に生まれる。『少年の海』で児童文芸新人賞、『光っちょるぜよ!ぼくら』(ともに文研出版)で、日本児童文芸家協会賞を受賞
よこやまようへい[ヨコヤマヨウヘイ]
1984年生まれ。大阪芸術大学芸術学部美術学科卒。2008年よりフリーのイラストレーターとして活動。大阪府箕面市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
29
ねこじゃら神社には満月の夜にサンマのひらきかあじのひらきをおそなえしたら願い事を聞いてくれるという噂がありました。ある日うっかり妹が可愛がっているハムスターを逃がしてしまったたくやは・・。ねこまんさが誕生した理由にはちょっと複雑な気持ちになりますが、全体的にさらりと読めて楽しめました。小動物が目の前をチョロチョロするのはさぞかし猫にとって目の毒だったでしょうね(苦笑)★★★2012/09/15
どら母 学校図書館を考える
14
かなり、ハラハラドキドキする本だわ。子どもに勧めたら借りてくれた。来週、感想聞かせてもらおう。2019/02/22
絵具巻
3
文京区立根津図書館で借りました。2019/02/05
onion
1
軽くサッと読み。低学年向け。ねこ好きな子にはこわいような、ゆかいなような。2014/06/15
Nina
1
困ったときの神頼み・・・。ハムスターを追いかけるところがかわいいです。2010/09/30