内容説明
指をけがした手品師が、ねこの手やから、ねこの手をかりました。手品は無事することができるのか?童話『ねこの手かします』の第2弾です。
著者等紹介
内田麟太郎[ウチダリンタロウ]
1941年、福岡県に生まれる。詩人、絵詞(えことば)作家。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん賞、『うそつきのつき』(文溪堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごとがたごと』(童心社)で日本絵本賞を受賞。日本児童文学者協会会員
川端理絵[カワバタリエ]
1974年、東京都に生まれる。グラフィックデザイナーを経て、イラストレーターになり、現在、絵本を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
20
猫の手も借りたい人のところに謎の営業がやって来るこのあやしいシリーズ。2弾はやさしいマジシャンさんと東京下町っ子らしいキジトラさんのコンビ。今回もおたまさんに大ヒットでした。2018/02/19
よっぴー
7
続編!楽しい手品師さんと悪ガキのやりとりも面白かったです。2014/10/08
こどもふみちゃん
7
猫の手も借りたいほど忙しいっていう時に手を貸してくれる、猫の手貸しやさん。手をかすってのがつぼで、猫が助けてくれるわけではなく、手だけをかりるんです。ユニークな発想の本。大きな字の児童書。4・5・6・7・8歳向け。2013/02/26
遠い日
4
猫の手屋にいる猫たちはみな個性的。今回はスリの名人を先祖に持つゴンロクが活躍。手先の器用さを買われて聞き指をくじいた山田さんの手品の助っ人に登用される。活躍はいいけれど、とんでもないいたずら者で、山田さんもその度の過ぎたいたずらにびくびくどきどき。ぶっ飛んだ展開で、二度とは見られない変わった手品もいいかもしれない、なんて思う。2017/07/06
のり
4
困った時に猫の手を貸してくれる「ねこのてや」。手を怪我してしまった手品師のやまださん。すがる思いでねこのてやさんへ。「猫の手も借りたい」とは言いますが、手だけを引き抜いて貸してくれるのにはビックリしました。イラストの雰囲気が好きです。肉球に顔が書いてあるのもいい。図書館の猫特集コーナーにて。児童書。低学年向け。2016/06/27