内容説明
アル中の両親からのがれるために、ぼくは親戚の家を転々としていた。十一歳のとき、おじさんの農場にやってきたぼくは、九歳のいとこハリスとひと夏をすごすことになる。ところが、マンガを読めばターザンになり、映画をみればガンマンになってしまう天衣無縫の自然児ハリスにぶったまげる。農場せましとくりひろげられるハリスの冒険に、ついていくしかなかったぼくも、少しずつたくましくなっていく。そして、おじさん一家のあたたかさにふれ、自分はこの場所、この家族のだいじな一員だと思うのだった。小学5年生以上。
著者等紹介
ポールセン,ゲイリー[ポールセン,ゲイリー][Paulsen,Gary]
1939年、アメリカのミネソタ州に生まれる。アメリカ児童文学の代表的作家の1人。100冊以上の本を書き、ニューベリー賞のオナーブックを3度受賞
はらるい[ハラルイ]
下関市に生まれる。児童英語講師をへて翻訳をはじめる
矢島眞澄[ヤジママスミ]
東京都に生まれる。広告代理店をへて、イラストレーターになる。テレビCM、ポスター、雑誌などのイラストレーションを制作するかたわら、児童書のさし絵、創作絵本を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 古事談 〈上〉 古典文庫