内容説明
こむぎは、おにいちゃんが大好き。ふたりで、夜店のあてもんやであてたウズラを育てている。風の強い日、こむぎがウズラの番をしていると、庭のハンノキに、すきとおった小さな女の子がいた。家族で、このあたりのハンノキを守っている木守りだという。木守りは、にいさんが家をとびだしたきり、帰ってこないので、こまっていた。そして、こむぎに、思いがけないことをたのむ。兄と妹の気持ちを、詩情ゆたかにえがいた作品。小学中級から。
著者等紹介
吉田道子[ヨシダミチコ]
東京都に生まれる。博多、京都で育つ。京都市在住
本庄ひさ子[ホンジョウヒサコ]
兵庫県に生まれる。創作絵本の入選をきっかけに、絵本やさし絵をかくようになる。神戸市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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