文研科学の読み物<br> シマリスの冬ごし作戦 - 北国の森に生きる

文研科学の読み物
シマリスの冬ごし作戦 - 北国の森に生きる

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  • サイズ B5判/ページ数 76p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784580813854
  • NDC分類 K489
  • Cコード C8345

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょこ太

1
シマリスはほとんどいつも一ぴきでいるので、単独行動、単独生活の動物である。よって、巣の中にいるのも一ぴきずつ。エゾリスは木の上に巣を作り、冬眠をせず、冬毛が生える。シマリスは地中に巣を作り、冬眠をする。食べ物もエゾリスとは違い、きのこは食べないで、新芽や種、どんぐりを食べる。冬眠中も10日に一回起きて、トイレへ行ったり食べ物を食べる。なので、冬眠から目覚めたあと、体重は変わらない。シマリスが分散貯蔵することで、森はつくられていく。 私はいつかまた、シマリスと生活を共にしたい。2019/12/05

のん@絵本童話専門

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知床半島のミズナラの森で7年間観察し続けたシマリスの生態。地上で生活するシマリスならではの冬眠ぐらしが大変興味深い。木の上で暮らすエゾリスは冬眠せず、地下穴暮らしは同じといえクマともまた違うのだ。冬眠中には穴を拡張し、春には土を掘って別の入り口から出てくる。分散貯蔵はリスが馬鹿なのではなくみんな利用できる共有財産なのだという考え方も面白い。メスオス子どもの冬眠時期の違い、簡単に切り離せる尾、定住しない巣のあり方、キリがないがあらゆる生態が面白かった!研究・観察者の仕事についても知ることができる。2023/11/14

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