感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s-kozy
59
本棚から未読の絵本を出しました。瀬戸内海に浮かぶ過疎の島、佐柳島を舞台にした物語。実話がベースになっているよう。「しまのしんりょうじょをひとりでまもっている"さとみさん"(略)しまではただひとりのわかいひと」という状況でさとみさんの活躍を島に訪れた女の子の視点で描く物語。1995年に発行されている。20年以上が過ぎた今、ますますこのような地方が増えている気がする。この国に希望をもたらすのはやはり若い世代かな?2016/12/04
遠い日
14
実話を下敷にしたお話。瀬戸内海の小さな島、佐柳島の老人たちと彼らを医療の面から見守る看護士さんの関わりを、小さな女の子の目で描く。おばあちゃんが住む佐柳島へ泊まりがけで出かけたまゆみが見た厳しい現実。老人たちの老いと病。そんななか明るく診療活動を続けるさとみさんは一点の救い。避けられない老いを引き受ける老人の強さも感じられ、95年の刊ながら、これは今も今後も日本の課題だ。2015/10/01
おはなし会 芽ぶっく
4
第6回けんぶち絵本の里ビバガラス賞1996/10/01
よっちん
1
図書館2018/09/17
kokotwin
1
おばあちゃんの住む瀬戸内の島へ、まゆみ。夏に訪れた時の楽しい思いを胸に来たものの状況は違い、とまどってしまう。でも、そんな中、おばあちゃんの優しさと島の人たちとの触れ合いの中で、光が差してくる感じ。過疎が進むところでは、こんな風なんだろうなぁって。でも寂しいだけじゃなくて、みんなの暖かさがつまってもいるんだなぁ。2018/06/05