出版社内容情報
第48回青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」
内容説明
クジラは、人間にねらわれてころされた歴史をもっています。この作品にもえがかれているように、りっぱな歯をとって、かざったり、あるいは歯に彫刻をして売ったりするひとがいました。しかし、いまでは、世界各国が協力して、クジラをたいせつにするようになりました。この作品の主人公であるサム少年は、クジラと心をかよわせ、全力をあげてそのいのちを救いました。自然保護に熱心なオーストラリアやニュージーランドでは、このような話がよく報道されます。小学中級から。
著者等紹介
スコウルズ,キャサリン[スコウルズ,キャサリン][Scholes,Katherine]
1959年に、東アフリカで生まれる。子ども時代を東アフリカ、イギリス、オーストラリアのタスマニア島などで過ごす。タスマニア州立工科大学を卒業後、バス海峡にあるフリンダース島で、教鞭をとったあと、オーストラリア本島に住むようになる。作家活動のほか、映画製作も手がけている。『ぼくのクジラ』が処女作で、ホイットリー賞の児童文学部門で最優秀賞を獲得
百々佑利子[モモユリコ]
東京都に生まれる。東京女子大学卒業。日本女子大学児童学科教授
広野多珂子[ヒロノタカコ]
愛知県に生まれる。スペインのシンクロ・デ・ベージャス・アルテスに学ぶ
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