不思議の国のアリス

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  • サイズ B5判/ページ数 319p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784579404896
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8771

出版社内容情報

150年以上も世界中で最も愛されている児童文学の古典。ルイス・キャロルの原文を今の子供たちにもわかりやすい表現に。そしてクリス・リデルの描いた世界観に合わせた軽やかでリズミカルな文章の新完訳版。豪華なギフトにも。

内容説明

『不思議の国のアリス』が、初めて子どもから大人までみんなの心を射止めてから150年以上もたちますが、今でも世界中で最も愛されている物語の一つとして読み継がれています。この豪華な新版は、英国を代表するイラストレーターで、優れた児童書作家や絵本画家に贈られる称号“子どものためのローリエット”(2015~2017年)を授与されたクリス・リデルが、美しい色彩で描きました。アリスの原書の挿絵を描いたジョン・テニエル卿を長年称賛してきたクリス・リデルが、ルイス・キャロルの卓越したキャラクターたちに新たな解釈を加え、読者をアリスの世界へと誘います。児童文学の古典とも言える『不思議の国のアリス』の新訳は、やさしくわかりやすい表現、軽やかでリズミカルな文章で、リデルの描いた世界観に合わせています。物語中のすべての漢字がふりがなつきなので、小さなお子さまにも楽しんでいただけるでしょう。

著者等紹介

キャロル,ルイス[キャロル,ルイス] [Carroll,Lewis]
本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン。1832年生まれで、英国オックスフォード大学のクライストチャーチ・カレッジで数学講師として勤務。『不思議の国のアリス』とその続編に加えて、詩、パズル、数学論文、テニスや手紙の書き方などをテーマにしたエッセイを発表。1898年、65歳で死去

リデル,クリス[リデル,クリス] [Riddell,Chris]
2015~2017年の英国“子どものためのローリエット”に選ばれるなど数々の実績のあるアーティスト。オブザーバー紙の政治風刺漫画家としても活躍。子ども向けの作品で高い評価を受け、2001年、2004年、2016年のケイト・グリーナウェイ賞をはじめ、たくさんの主要な賞を受賞。2013年、『Goth Girl and the Ghost of a Mouse』でコスタ賞を受賞。また画家活動やチャリティ活動が評価され、大英帝国勲章を授与。現在、家族とともに英国南東部ブライトン在住

長友恵子[ナガトモケイコ]
翻訳家、エッセイスト。クリス・リデルが作画をした『中世の城日誌』(岩波書店刊)で、第51回産経児童出版文化賞JR賞を受賞。翻訳本多数。紙芝居文化の会運営委員、やまねこ翻訳クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

霊犀調査員

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芥川訳「アリス物語」が素晴らしかったので、翻訳の違いを楽しむ目的で手に取りました。こちらの方が文章が簡潔で読みやすく、絵も豊富なので状況がとても分かりやすかったです。そういうことだったのかと改めて理解できた箇所がありました。物語の筋道を分かりやすくなぞるならこちら、より美しい文体でヘンテコな世界に没入するなら芥川訳という感想を持ちました。アリスの性格もキャラたちの「気違い感」も芥川訳の方が好みで、翻訳で随分変わるものなんだな、と初めて実感できました。2023/06/22

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