内容説明
トトは、わたしのだいじなぬいぐるみ。ある日、おじいちゃんに連れられて競馬場に出かけたら、トトそっくりの馬がいた…!世界が注目する韓国の新星。競馬場の大人たちを子どもの目で描く、のびやかなデビュー作。第23回(2011)ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)グランプリ受賞作。
著者等紹介
チョウンヨン[チョウンヨン] 
1981年、韓国・ソウル生れ、在住。梨花女子大学校でビジュアルデザインを学び、その後ソウル大学校でイラストレーションの修士課程を修了。2009年のボローニャ・ブックフェアの韓国スタンドで展示したダミー絵本が、フランスMemo社の編集者の目に留まり、翌年にフランスで『La Course(レース)』として、2年後には韓国で『Dal Ryu Toto!(はしれ、トト!)』として出版された。2011年、第23回ブラティスラヴァ世界絵本原画展でグランプリ受賞
ひろまつゆきこ[ヒロマツユキコ] 
広松由希子。1963年、アメリカ・ロサンゼルス生れ、東京育ち、在住。大学卒業後、編集者、文庫主宰、ちひろ美術館学芸部長を経て、2000年よりフリーに。絵本の研究や評論、執筆のほか、展示企画や講座、ワークショップを展開。ボローニャ国際絵本原画展(2010)をはじめ、国内外の絵本コンペの審査員も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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  感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
70
          
            なんとも絵に勢いがある絵本。著者は、韓国チョウンヨン。訳は広松由希子。2011年第23回ブラティスラバァ世界絵本原画展でグランプリ受賞。作者の第1作目。内容は、お気に入りの馬のぬいぐるみトトの本物を見せてくれるとおじいちゃんと競馬場へ行き、始めての独特な雰囲気に戸惑いながら、トトに似た馬を応援したら、勝っちゃった。何度も行くうちに飽きちゃった。やっぱりトトが一番。競馬場のいかがわしいおじさんや馬の走る姿のインパクトが凄い。訳者は2020年絵本のお店をオープン。https://83gocco.tokyo/2021/09/13
          
        mntmt
20
          
            はしれ、って、競馬かあ。おじいちゃんと競馬に行く女の子の話。個性的な絵を味わいました。韓国の作家による、フランスで出版された絵本。2016/05/13
          
        森田望智そっくりおじさん・寺
20
          
            韓国の絵本。孫娘が祖父に競馬場に連れて行って貰う話なのだが、競馬場にいるタイプの人というのは韓国も日本もあまり変わらないのだなぁ(笑)。見ていて楽しい絵本で、こんな感じの絵は大好きだ。百聞は一見にしかず。一見して欲しい。2013/12/20
          
        gtn
17
          
            この絵本を見る限り、韓国の競馬は、客層の高齢化から抜け出せないでいる。要らぬ経験にまみれた祖父の眼には、もう勝ち馬は浮かんでこないのか。2020/11/17
          
        タカラ~ム
14
          
            最近は韓国文学が続々と紹介されるようになっていて、どれもすごく面白いと思っていた。この絵本は韓国のイラストレーターによるはじめての絵本作品。日本や欧米のカラフルな絵本と違う力強い画風と競馬場の風景が相まって、そこに描かれる子どもや馬たちの存在感が際立っているように感じた。2018/05/31
          
        

              
              
              

