感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
54
図書館にて。オオカバマダラは、壮大な渡りをする蝶だそうだ。その壮大な渡りを美しい絵で見せてくれる。2019/04/13
ちえ
45
夏の終わりにカナダ、アメリカ北部からメキシコの越冬地まで2ヶ月をかけ4000キロを飛ぶ旅する蝶、オオカバマダラ。小さな卵から始まりサナギを経て羽化、旅立ち、先々での風景。偶然メキシコの山中で大群に出会ったという作者が魅せられているというのが伝わる美しい絵。日本語と英文が併記されているのもいい。とてもリアルなのでイモムシが苦手な人にはオススメできないかな(笑)2021/04/17
たまきら
43
オオカバマダラの世代を超えた不思議な旅には、初めて写真を見た時から魅せられてきました。なぜ?どうして?なんでそんなことが可能なの?このチョウが長い時を超えて紡いできた不思議な習性は、もしかしたら知らないうちに先祖と似たりする私たちとたいして変わらない、驚く必要のないものなのかもしれません。最初にこのチョウで覆われ傷んだ木の写真を見たとき、「バタフライ効果」ってそんなに驚くことじゃないよな…と思ったのと一緒で。美しい絵本でした。2023/12/15
momogaga
43
【大人こそ絵本を】アメリカ大陸を横断する蝶たちの冒険譚。ロマンを感じますね。バタフライ効果でふらりと旅立ちたくなりました。2018/05/23
Maiラピ
38
旅する蝶のオオカバマダラは体長約10センチ。晩夏になると、北米大陸中部からメキシコまで約4千キロを南下して越冬し、春には再び北上する。南下は1世代で行われるが、北上は3世代から4世代にかけて行われる。『北上の時は羽化してから1カ月程の寿命であるが、南下して越冬するときは10カ月もの寿命になる。』って10ヵ月の寿命(@_@)、儚いイメージの蝶が約4千キロを南下し、越冬するなんて・・・信じられない。うなぎもそうだけど、この惑星には人が解明してない不思議な生態系の生きものっていっぱいいるんだなって改めて思う。2012/06/20