出版社内容情報
珍しく不機嫌なモモ。皆が心配しはじめると…
モモは不機嫌です。自分でも理由がわからずイライラして、まわりの人にあたります。「モモ、いったいどうしたの?」。みんなが心配しはじめると、それもうるさくなって……。
著者等紹介
ナジャ[ナジャ][Nadja]
1955年エジプトのアレクサンドリアで生まれる。4歳までレバノンで暮らした後、フランスに移住。医者の父と画家の母を持つ。13歳までは学校に行かず、通信教育で学ぶ。“Chien Bleu”でゼフィール賞など二つの児童文学賞を受賞している
伏見操[フシミミサオ]
1970年埼玉県に生まれる。上智大学文学部仏文科卒業。’91年から1年間渡仏。洋書絵本輸入会社に勤務の後、フリーとなり、現在、絵本の翻訳、紹介に努めている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
29
こどもの感情の起伏に振り回されている方からみると、まったく、いったい?…でも、原因を探るよりも一緒にイラッとしてサクッと忘れるのも大切なのかな、と思ったり。しかしこの動物はワニなのかなあ。オタマさんは一人で読んだそうですが、感想はなし。…たま、いったいどうしたの?っていいたくなる内容なんだがのう。2019/10/18
ヒラP@ehon.gohon
14
みんなに嫌な事ばかりしたり、急に優しくなったり、モモのこの変わり身を見ていると、知っている発達障害の子と行動様式がそっくりです。 自己表現が苦手で、精神的に子どもな彼ら彼女らは、その思いを読み取ってあげないと、一人の世界で芝居を続けます。 この絵本、問題提起で終わってますね。2020/04/20
けんちゃん
4
機嫌が悪くても良くても周りから心配されちゃうモモ。いろいろ考えるお年頃なのかもしれないけど、ちょっとおつきあいが大変そう。モモの人となりならぬ、「モモとなり」がもう少しわかるといいんだけど。2010/11/14
読み人知らず
4
ジャケットで借りてみました。なんかかわいらしいモモ。ワニなのか恐竜なのかよくわからない。なんだか不機嫌で、一人っきりになったらなんだかさみしくて、なんだか優しくなっちゃった。わがままな子供の姿がかわいい^^2009/12/27
遠い日
3
『モモ、しゃしんをとる』のほうが先に出ているのだけれど、こちらの方が内容的には先にくるべき本じゃないかという印象を受ける。気分屋のモモ。あんまり、そのアップダウンが激しいので、まわりのみんなは心配するのだが、モモはどこ吹く風。自分勝手さを、どうみるか?といったところ。2013/04/04