出版社内容情報
がいこつさんが目をさましました。忘れていることを思い出そうと街中を歩き回って、最後にデパートのトイレで……。かわいいがいこつさんのお話です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
314
五味太郎作(絵と文)。「がいこつさんがねています。目をあけたままねているのかというと それはちがいます。あれは穴です。目ではありません」ー冒頭の1文がこれ。なんともとぼけた味わいである。ここから先、この「がいこつさん」が街へとくりだすのだが、どのページにも「それもそうだな」のリフレインがリズムを作り出す。がいこつさんが主人公だけれど、絵もちっとも怖くない。やっぱり飄々、淡々と歩みを運ぶがいこつさんである。最後はちょっと教訓ぽくはなくはないけど、結びがまたいい。2024/03/19
紫綺
99
がいこつさんがロボットみたいで、かわいい。五味さんのタッチは癒される~。2015/04/11
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
90
眠りにつこうとしていた〈がいこつさん〉。何か忘れている気がしてなりません。でも、大抵のことはもうがいこつさんには必要ないんです。髪の毛は残ってないから手入れをすることはないし、お腹がすくこともない。誰かと待ち合わせをしたのは遠い昔……。ユーモラスな語り口ですが、ちょっと切なくなってしまいます。忘れ物を探しに街に出てみたけれど、欲しいものもないし、困っていることもない。超越した存在って傍からみると寂しいものなんだな。最後に、大切なものを思い出して、良かった♪2015/04/05
ネギっ子gen
62
【何か 忘れていることがある……】骸骨さんが目を覚ました。忘れたことを思い出そうと街中を歩き回り、最後にデパートのトイレで……。可愛い骸骨さんのお話。<がいこつさんが ねています。目をあけたまま ねているのかというと それはちがいます。あれは穴です。目ではありません。いずれにせよ がいこつさんは ねています。ただ ぐっすり ねているかというと そうでもありません。ときどき ねがえりをうつところをみると どうも よくねてはいないようです。ほら やっぱり よくはねていなかったようで>、骸骨さんは起き上がり……2024/04/07
yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん🎄🎅🎄
49
読み友様からのご紹介本です📙ホラーマン、じゃなかった、がいこつさん、寝る前に何かすることあったよね?あれ?気になって眠れないよ💤で、あちこち出かけてヒントを得ようとするが、、、あ~ほらほら!!!あれですよ、あれ!!!(笑)2024/03/30




