内容説明
『装苑』2016年9月号~2020年1月号と「装苑ONLINE」に掲載された42誌に加え、「雑誌広告」に寄稿した「能町みね子さんに聞く今どきの『雑誌の人格』」も収録。書籍だけの特典として、新たに作られた各人格のプロフィールやバロメーターはもちろん、既刊『雑誌の人格』と『雑誌の人格2冊目』の広告ビジュアルも自らごり押し制作!
目次
2016年(チャンプさん;ことりっぷさん ほか)
2017年(クラッシィさん;ハナメンさん ほか)
2018年(美人百花さん;セサミさん ほか)
2019年(ニューピクさん;メイビーさん ほか)
2020年(小さな蕾さん/北陸政界さん)
おまけ 日本雑誌広告協会「雑誌広告」インタビュー 能町みね子さんに聞く今どきの「雑誌の人格」
著者等紹介
能町みね子[ノマチミネコ]
文章やイラストの仕事のほうが多い漫画家。テレビや雑誌、ネット媒体でレギュラーやコラム連載など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
18
様々な雑誌の特徴を分析して、その雑誌に人格を与えるというコンセプトの本。雑誌「装苑」に連載されている。 能町さんの代表作というべき本であり、とにかく面白い。個人的には「前髪が重たい男子」というカテゴリーの男性がいて、その代表格が尾崎世界観であるというのを知ってためになった(?)。 クリープハイプやあいみょんがよく出てくるのも時代の変わりを感じるが、メンズナックルや姉agehaのようなアクの強い雑誌の分析が面白い。笑って楽しめる本だと思う。2021/01/02
ユズル
15
本人も書いてるけど、これで打ち止めの3冊目。ほんと、(この雑誌読む人、こういう人っぽい)加減が絶妙です🤭 雑誌も今や付録頼みになりつつあるしね。書くネタも無くなってきたよね~2020/12/22
FuSa
10
装丁がまるでギャル雑誌のようで可愛い。能町さんの雑誌に対する愛が詰まっていた。シリーズ3冊全て読んだけど、世の中こんなにも色々雑誌があるのかと自分の知らない世界を覗き見できて楽しかった。イラスト多いけど情報量もかなり多いのでしっかりした読みごたえ。2020/07/26
nori
7
First of all, magazines which this book refereed to are not my interests. So, although colorful illustration attracted my attention, when I read some text, rapidly I became bored. Maybe those who are interesting may be fun to read. 2020/11/13
三葉海
7
表紙がすごい。ハッピーだ。これはギャル雑誌へのオマージュなのかもしれないけど、能町さんが本気で楽しそうで良い。そして「こーゆー人とか家族っていそうだなー」という、日本人観察日記って感じ。イラストかわいいし、文章も良かった。色のバランスが保たれているのかな。見ていて嫌味がない色彩。私は何冊か能町さんの本を読んだけど、短くスパッとまとめるのが、ものすごくうまい作家だと思う。Twitterも面白いですしね。逆に長い作品だと、読者を選ぶタイプかなとも思いました。東大出身作家にしては珍しいかも。2020/09/03
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