出版社内容情報
雑誌『ミセス』で2017年1月号~2021年4月号までの連載、待望の書籍化。武者小路千家15代家元後嗣の千宗屋さんが選ぶ季節ごとの和菓子54個を美しい写真と解説で。お茶席はもちろん、普段にもハレの日のお茶菓子選びにも。
内容説明
雑誌『ミセス』の連載、「千宗屋の和菓子十二か月」待望の書籍化。
目次
お正月
節分
早春
お水取り
桃の節句
利休忌
お花見
晩春
端午の節句
初風炉〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
119
ほぼ毎日和菓子を口にしている。しかも日本各地の数多くの茶会に呼ばれている。そんな千家の茶人程和菓子に詳しい人はなかなかいないはずである。お正月から年の瀬まで季節ごとにこれぞというエース級の和菓子に、それに合う器も一級品です。表紙の「都の春」は武者小路千家の初釜の際にとらやに特注品で代々供されているもの。緑あんを柳、紅あんを桜に見立て、平安京の景色を再現しているという。全部で54品。図らずも源氏物語と同じ篇数。一品ずつの来歴が、見事な物語になっています。見ているだけで満たされる。これぞ眼福です。2023/04/07
すみの
17
美味しそうな、いやきっと美味しい和菓子でしょう。季節、暦に合わせて和菓子をいただく。武者小路千家家元によって紹介されている和菓子たち。12月クリスマスには京菓子司·末富さんの『キャロル』、年の瀬ということで招福楼さんの『埋火』。そして、祝儀用和菓子に松華堂菓子舗さんの『千代の糸』、とてもきれいでおめでたい和菓子です。他にもたくさん紹介されています。なかなか地方ではお目にかかれないものもあるのだと思いますが。2024/12/26
Tadashi_N
16
季節感をさらに大事にしたい。、2023/03/30
plum
3
名残;十月(①風炉,②お茶)の山土産;やまづと。太宰府の藤丸が紹介されていた。ひっそりとした門を一度だけくぐったことがあるけれど,今度は清香殿という干菓子を訪ねたい。一期一会の和菓子が美しい。2024/04/30
ふたご星
2
日本の文化や、季節の移り変わりにハレの日を愛しむ心を感じた。あと、それぞれの和菓子に添加物や合成着色料が含まれていない事を望む私です。2023/04/15
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