目次
野菜に塩をふればそれがもう、サラダなのです(まずは野菜がピンピンしていること。“養生”がものすごく大事です。;葉っぱのサラダを上手に作るにはまず養生&ドレッシングの塩梅 ほか)
春から初夏にかけてのサラダ(サラダ作りは“目ばかり、手ばかり、舌ばかり”で;季節が同じものどうしは合うのです ほか)
夏から秋にかけてのサラダ(皮をむくと、またひと味違うから。夏はきゅうりを七変化で食べつくす;旬のおいしいトマトは厚切りに限ります ほか)
秋から冬にかけてのサラダ(サラダは見た目です。目を愉しませることがいちばん大事;重ねる。並べる。ランダムに盛る。盛りかた次第で、サラダは光ります ほか)
著者等紹介
有元葉子[アリモトヨウコ]
料理研究家。料理の基本を大切にしながら、自由な発想と抜群のセンスのよさで、おいしい美しくヘルシーな料理を提案、多くのファンを持つ。キッチン道具の人気シリーズ「ラバーゼ」のプロデュースを長年務めるなど、使う側からの視点で“もの作り”にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
53
“見るからにおいしそうなサラダは、葉っぱを少しずつ、空気を含ませるようにふわっと器に盛りつけています。ふわっと盛りつけるには、野菜がピンピンしていることが大前提。” 買ってきた野菜は、冷水を吸わせて生き生きとさせる(養生する)。これがサラダの味を決めると言ってもいいくらい大切なこと。シンプルな味を楽しむものから、組み合わせの妙を味わうものまで。どこかエッセイのような語り口で読みやすい。表紙のザクロをふりかけたサラダ、私はザクロって果汁を吸ってペっと出すものだと思っていたけど、ええっ?種も食べられるの?2021/01/30
チャッピー
35
普通のサラダがとっても美味しそうに見える。ポテトサラダとかこれだけ?と思うほどにシンプルなのに。目で見て美しいって大事だなぁ。ちょっとした盛り付けのコツや有元さんが普段からしている工夫も書かれていて、サラダ作りに取り入れてみようと思う。2020/07/04
ann
33
長い間憧れの存在の有元さん。特に野菜に対する向き合い方がずっと素敵。温野菜派の自分だけど、生野菜がモーレツに食べたくなります。旬の。そして玉ねぎとキュウリだけのポテサラ、自分と同じで感激✨2024/06/08
リコリス
31
美味しいサラダを作るコツは買ってきた野菜の茎に切り込みを入れて冷水につけておく、エキストラバージンオリーブオイル、ビネガー、塩胡椒を和える、そして目を愉しませる盛り付けが大切。みずみずしいサラダって本当に美味しい♡「新わかめ、新玉ねぎ、フルーツトマトのサラダ」赤唐辛子と塩胡椒オリーブオイルで作る「オレンジと新玉ねぎのサラダ」「きゅうりと薬味のサラダ」は絶対美味しそう。「きゅうりとミントのヨーグルトサラダ」ミントでサラダ、どんな味なのか面白そう。表紙のサラダの上でザクロをたたくのやってみたい笑。2021/06/04
たまきら
27
すごく当たり前のことを、どこでも手に入る素材を主にして紹介しているのにすごく新鮮です。細かい作業がきっちりとほどこされ、野菜の瑞々しさが伝わってくる素敵な本です。レシピというよりも、この人の考え方がしみました。2020/10/21