目次
夏夢
雨音
浜遊び
白波
ビーチパラソル
紫陽花
黒糖羮
陽光
青楓
宵まつり〔ほか〕
著者等紹介
安田由佳子[ヤスダユカコ]
大学時代よりケータリング会社Party Designに勤務。卒業後JFCSを経て貝印株式会社にフードコーディネーターとして勤務する傍ら、和菓子を金塚晴子氏に7年間師事。2012年3月より、自宅にて料理教室「エプロンメモ」主宰。2015年より和菓子教室「ももとせ」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
44
夏の名残を惜しみながら読了。“砂糖が入ることで透明感と弾力が出るため、減らすと白濁して固めの食感になります。” 砂糖は、決して甘いだけのものではなかった。寒天や本葛などを用いた和菓子は、涼やかでどこか儚げな印象とは裏腹に、口に運ぶと直球の甘さが押し寄せてくる。琥珀糖、錦玉というあでやかな名前のものは、水とほぼ同量のグラニュー糖で形成されている。作るにも食べるにも勇気がいるなあ。「白波」「青楓」「ほたる川」…名前までもが美しい。表紙は金魚が遊ぶ「宵まつり」。本葛で作る透明でぷるぷるの「水無月」がおいしそう。2017/09/10
はな
36
図書館本。涼しそうな透明の和菓子は見た目に麗しい。でも、制作過程を見ると砂糖が非常に入っている様子。夏らしくてとてもいいのだけれど、自分が作って食べるというのは難しそう…。2017/09/29
リコリス
33
雨音、白波、青楓、宵まつり、露草、琥珀糖…どれも涼しげでやっと終わったジリジリした夏がまた恋しく思えてしまうほど(笑)来年、蝉の声を聴き始めた頃にまた読んでみたいな。2017/09/16
はるぽん🐰道草中🐱
27
可愛くて涼しげな表紙に惹かれました。本文より〜「透明和菓子作りの楽しさは 季節の光を和菓子へ映すことができるところ」〜素敵です✧*。作れたらいいけど、見ているだけでもひんやり、ひんやりだけど懐かしいようなやさしい気持ちになれる。お気に入りは表紙の宵まつり、フルーツ大福のマスカットと甘夏♪2019/05/25
G-dark
23
夏にぴったりの涼やかな和菓子を自宅で作ってみたい方におすすめの本。型を活用するので、特別な技術を持っていなくても真似して作れます。どの和菓子も色とりどりに透き通っていて、まるで宝石みたい。わたしはまずは「雨音」「白波」「ビーチパラソル」を作って練習しつつ、表紙に写っている「宵まつり」にチャレンジしたいです。金魚たちが元気良く泳ぎ回っているかのように見える華やかな作品。パーティーでお客様にお出ししたら喜ばれそう!わたしはこれをアレンジして、ニモやドリーっぽい魚もさりげなく紛れ込ませてみたいです。2022/07/17