絵封筒をおくろう

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  • サイズ A4判/ページ数 83p/高さ 20X22cm
  • 商品コード 9784579210237
  • NDC分類 724
  • Cコード C5077

内容説明

たったひとりのだれかを喜ばせるために作られる、たった一枚の封筒。限られたスペースの中に、切手を貼り、宛名も書く。その上で作るのが絵封筒です。小さな制約はかえって人を自由にし、工夫する楽しさを引き出してくれます。それはどこか俳句のようで、日本人の感性と響き合うのではないか―そんな絵封筒を紹介。

目次

絵封筒ギャラリー(きたむらさとしの絵封筒;デビッド・マッキーの絵封筒;絵本作家たちの絵封筒)
絵封筒をつくろう(切手であそぶ;宛名であそぶ;絵を描く;貼ってつくる;しかけをつくる;素材であそぶ;特別な日だから)
小さくても大きい絵封筒の波(インタビュー・内尾夕子;インタビュー・多田浩;海外の方も始めました;子どもたちも絵封筒を描きました!)
絵封筒便利帖(「送る」というより「贈る」と呼びたい;エッセイ・僕はイギリスで絵封筒に出会った;エッセイ・こんな時代だからこそ、絵封筒を描く;笑顔の力が「絵封筒」を広げていく)

著者等紹介

きたむらさとし[キタムラサトシ]
1956年東京生れ。アンデルセン・プレスのクラウス・フルーガーとの出会いで実現したデビュー作『ぼくはおこった』(ハーウィン・オラム/文 評論社)でイギリスの新人絵本画家に与えられるマザーグース賞を受賞。以来イギリスを拠点に、絵本作家、イラストレーターとして活躍。『ふつうに学校にいくふつうの日』(コリン・マクノートン/文 柴田元幸/訳 日本絵本賞翻訳絵本賞)、など著書多数。翻訳もてがける。近年は抽象画や立体作品にも挑んでいる

松田素子[マツダモトコ]
1955年山口県生れ。児童図書出版社の偕成社に入社。雑誌「MOE」の創刊に携わり、同誌の編集長を務めた後、フリーの編集者に。絵本を中心とした企画・編集・創作のほか、翻訳もてがけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

80
封筒に絵を描いてみる、切手もうまく使ってこんなに楽しい手紙があることを知った。絵の上手下手は関係なくちょっとしたアイデアがあると面白い。今はネット社会で手紙は書くことももらうことも減った。ちょっと昔はラジオの深夜放送のリクエストやはがきを読んでもらうためにいろいろ工夫していたことを思い出した。早さや手軽さはネットに軍配が上がったとしても心のこもったのはやはり手紙だと思った。眺めているだけでも楽しい。図書館本。2016/11/05

ねむねむあくび♪

42
読友さんのレビューを見て図書館で借りました♪何度もあちこちのページの絵封筒を鑑賞。たくさんの作家さんの様々な絵封筒は、世界で一点の作品ですね。切手の絵柄を生かした封筒はどれもユニークで素敵な作品で見応えもたっぷり。一人で読んでもよいし、どの絵封筒が好きか、親子や友達とわいわいおしゃべりしながら読んでも楽しい本。2013/02/12

ヒデミン@もも

38
読友さんの紹介でこんな楽しい芸術作品がある事を知りました。感謝。その始まりはイギリスで『ぞうのエルマー』のデビット・マッキーさんと仲間たちが始めた遊びだったそう。日本にも絵手紙があるけれど、もっと自由で楽しい。切手ってこんなに自由に貼って良かったんだ❢ 宛名も真ん中に書かないといけない決まりはなかったのだと知りました。が、郵便局員泣かせかな?2015/06/08

る*る*る

33
読友さん紹介本♪見返しページに各国地域の押印✴︎そこから既にテンション⤴︎⤴︎絵封筒という存在を知る(^-^)♪ 『メールでは届かないものを、絵封筒は届けてくれる』『〝送る〟というより〝贈る〟と呼びたくなる手紙』素敵(*˘︶˘*)♡本書共同著者のお二人が、これが縁で夫婦となったことも素敵!切手で遊ぶ…郵便の決まりはあるものの、かなり自由。無心でやれる趣味を開拓したいと思っていた所。細々と切手収集しているので、色んな切手はあるの♡やってみたいわ〜♪これらの封筒に押印する郵便局職員も羨ましく思った。2015/05/12

ちはや@灯れ松明の火

33
『送る』よりも『贈る』。無味乾燥な白い封筒は画布。貼り付けた切手が窓となりそこから色彩鮮やかな景色があふれ出し絵画が生まれ、物語が動き出し画布をにぎやかに埋め尽くす。水面を滑る白鳥、野の花に群がる虫、郵便の父前島密や英国女王陛下の横向き肖像画、霊峰富士の頂、海を渡る帆船、何気なく舐めて貼るだけの存在だった有価証券の精緻な美術と、サプライズを仕掛ける時の高揚感と悪戯心が混ざり合って生まれるたったひとつのプレゼント。郵便受けから取り出した時、どんな顔して笑ってくれるかなと想像して、こっちまで笑う。2010/01/18

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