出版社内容情報
改めて和風の手紙の魅力を手ほどきする。
このところ、きもの、茶花、伊万里や漆、日本の暮らしの心地よさにどんどんひかれていきます。その先にまた一つ、きちんとして美しい和風の手紙の世界を見つけました。
内容説明
きものを着たり、野の花を飾ったりすると、心がやわらかくなります。手紙も和風に書くようにしてみましょうか。何かがきっと変わります。
目次
第1章 たて書きの手紙を書くための心得(道具立ての楽しみ;手紙の基本の形;封筒の表書き ほか)
第2章 たて書きの文章を書くための心得(美しい言葉を遣う;語彙を磨く;知性と感性を磨く ほか)
第3章 たて書きの文字を書くための心得(文字練習のこつ;ひらがなの練習法;漢字のこつ ほか)
著者等紹介
丹生谷真美[ニュウノヤマミ]
1950年春、四人姉妹の次女として東京に生まれる。光塩女子学院初等科、中等科を経て、高等科在学中に留学のため渡米。アメリカでの二年間の高校生活を終えた後、国際基督教大学に入学。学園紛争で大学閉鎖中より、通訳、翻訳の仕事をはじめる。1980年、インターナショナルスクール勤務。校長秘書から事務局長、副校長まで務める。1986年、日本最初のフィニッシングスクールの設立企画に従事、翌年、開校と同時に東京校校長に就任。1992年独立。日本文化と西洋文化の知識と理解を深め、教養を磨き、真の国際感覚とエレガンスを養う、大人の女性の教室を主宰する
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感想・レビュー
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dormilega
5
はぁ。なんて素晴らしい本なんだろう。ためいきがでてしまう。お手紙の本というより、女性らしさ、知識、教養、、。こういうことを、教えてほしかった。とおもう本でした。読めてよかった。いやみのないお上品さ。女性、みんなにすすめたい。文章や言葉遣いは、こうした内側のことがとてもたいせつ。季節のうつろい、色の表現、古文の引用、日本人はなんと美しい、とおもえる本。2011/03/21
すいれん
0
手紙の書き方というより、伝え方の指南本といった感じ。一方的になりがちな手紙だからこそ、マナーやエチケットを知ることが大切なんだなと再認識。道具立ての項を読んでいたら、久しぶりに遊印を作りに行きたくなりました。2013/06/27