内容説明
明るい笑い声にあふれた『若草物語』の台所で、主人公ジョー・マーチが料理をならおうと一所懸命になってきたとき、読者もやはりジョーといっしょになって、それらの料理と奮闘したのではないでしょうか。でも今は、このすてきな料理の本が生まれたことで、『若草物語』のシリーズに登場する料理の数々を、やさしい作り方で楽しめるようになりました。りんごのパイ、ジンジャーブレッド、パウンド・ケーキ、オムレツなどの昔ながらのアメリカの食べ物。それらの作り方が、詳しい説明とイラストですぐにわかるようになっています。また、どの章にも原作から抜き出した料理の場面が、美しいイラストで飾られています。
目次
クリスマスのほんとうのこころ
ローレンスさんの贈り物
おかあさまの朝ごはん
ジョーのすてきなお献立
家族が集まるとき〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スゲ子
3
昭和62年発行。もともとアメリカで刊行されたものを翻訳したもの。19世紀の料理の本を参考に、当時の方法にできるだけ忠実にしたそうです。外国ものを読む時、謎だったボンボンやプディングの作り方も。写真はなくて、作り方のイラストと物語の挿絵（不必要に出てくるネコがかわいい！）が付いています。どちらも上品で味わい深くて、美味しそうな絵です。そういえば昔の料理本はイラストだけっていうものもよくあって、かえって想像力が刺激されて、おいしそうだったなぁ。2016/09/29
