内容説明
職人に学ぶきものの仕立て方。詳しい写真プロセスつき。
目次
作品と仕立て方(子供物;女物;男物)
和裁の基礎(和裁の用具;基礎縫い;和裁の基本)
仕上げと手入れ(仕上げ;手入れ)
部分縫いと豆知識(つけひも;裾;袖;衿)
著者等紹介
小田美代子[オダミヨコ]
和裁一級技能士。中村稠之和裁技能者一門会副会長。卓越技能者賞(卓越した技術を持つ「現代の名工」)、黄綬褒章を受けた、故・中村稠之氏の最後の弟子。職人歴76年余の和裁技術の普及に努めた師の遺志を継ぎ、小中学校への指導をはじめ、文化庁委嘱事業(伝統文化継承)への参加協力、NHK「おしゃれ工房」などに出演。近年では東北の子どもたちに綿入れちゃんちゃんこを届ける支援活動、一般への指導など、さまざまな活動を通して、東京都江東区を中心に和裁の技の伝承に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みか
7
お正月休み中に単の着物を仕立てようと目論むも、全く手つかずに終わる。悔しいので手ぬぐいで作るステテコにチャレンジ。手ぬぐい一枚で出来るとあったので素直に一枚用意。…少なくとも私の尻は入らんサイズだということに気づきよく見ると0~3歳児用(^^;。改めて4枚で挑戦。ただ真っ直ぐだーっと縫うだけなのであっという間に出来上がり。ちょっとお腹の辺りがだぶつくけど、着物の下にはくにはいい感じに出来た。ついでなので裾除けも作ってみようかと思う。サイズ表記が寸なのがちょっと気になった。cmで良いのに。2015/01/11
ゆき
1
さまざまな着物仕立て方。子供用の甚平浴衣、女物男物浴衣、女物の単長着、女物の単長襦袢と二部式長襦袢、女物男物肌襦袢まで写真付きで解説してあり、わかりやすいが…鯨尺と言うことが私には馴染みにくい。肩当て、居敷当て、反物の歪み、柄合わせ、仕上げや手入れなど細かいところまで書いてあり親切な本だと思う。2021/09/20
まめはち
0
この本を参考に女性単衣、浴衣、長襦袢、女性と男性の肌襦袢を縫いました。縫い方がいろいろ掲載されているので重宝しています。自分の手持ちの着物を鯨尺で測り、寸法表と照らし合わせて寸法を決めていますが、こちらの本の寸法表には抱き幅もあり、胸回りも綺麗に仕上がります。 この本の他にセンチ表記の本も持っていますが、センチだからなのか、著者の好みなのか、大きめに仕上がるので、寸法に関しては鯨尺のこちらの本を信頼しています。2021/05/08