出版社内容情報
教科書マスターから受験対策まで。基礎からよくわかる親切な解説で,日常学習の参考書として最適。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aiken
15
2015年の参考書。面白い。サピエンス全史みたい。読む本が増えたし、積読にもいっぱいあって嬉しかった。受験参考書っぽい書き方がなんともいえず、思わず暗記し始めそうになるが、人類の思想史みたいなものが総ナメにされていた。知識や教養の大切さが叫ばれる昨今には、一般の方への方、特に理系の方で「倫理ってなんだったっけ?」という方には新鮮なはず。何回も読み直し、ざっくりと流れを掴みたい。そのうえで哲学の本を読むと、時代背景もわかり、理解もすすむはず。その前の思想を否定し続ける「哲学」の姿勢がよくわかる1冊。2021/10/29
えふのらん
3
高校生向けの参考書だけど、京都学派研究者の藤田正勝が執筆しているだけあって思想史をバランスよく整理していて、かつ原典にあたる手がかりまで与えてくれる良書に仕上がっている。自然法思想の起源をストア派まで遡ったり、ルターの項に移る前にルネサンスとの神に対する態度の違いを、ルター、カルヴァンのあとに資本主義の精神に言及していて、これは大学の授業でも中々お目にかかれない配慮だと思う。あと、功利主義をアダム・スミスと対置しているのは巧い。2019/03/13
バジンガ
2
社会科学は、自然科学が大きく違うのは、社会という常に変化をするものを対象にすることです。社会の見方も人ぞれぞれ、哲学や社会思想はそこにわかりやすい補助線となります。高校の倫理の教科書は、こうした補助線をたくさん思い起こしてくれます。2019/02/24
ア
0
おもしろい。よくまとまっている。2017/10/10
YUJIRO
0
宗教や哲学史のお勉強。2020/03/28
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